味覚は
子供の将来に大きく影響します。
赤ちゃんや幼児
「小学校就学前」の子供は
味覚が発達中です。
甘味料の量、
バランスを
変えることで
味覚が変わります。
「甘さ」に
なれてしまうと
「2型糖尿病」になる危険が
ぐっと高くなります。
すると
コロナの死亡率を見てもわかるように
体力が低下しやすくなります。
赤ちゃんには以下
[5つの甘味料]の1から4、
幼児には1から5の中から
かたよらないように
数種類の甘味料を使う
摂り方がおすすめです。
幼児の肥満率の推移
乳幼児から甘さに慣れると
2型糖尿病になる危険が
アップします。
約40年間の
幼児、子供の
「肥満率」の推移を示します。
(注) 肥満傾向児とは,
性別・年齢別・身長別標準体重から
肥満度を求め,
肥満度が20%以上の者。
6歳(ブルー)
12歳(オレンジ)
14歳(グレー)の
子供の肥満率を示しています。
2000年までは
どんどんと
子供の肥満率は増加していました。
2000年以降は
横ばいとなっています。
縦軸は(%)で
横軸が年代です。
約5年ごとの数値を
グラフ化しました。
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赤ちゃん期から甘いものを摂る悪影響
赤ちゃんは寝るのが
シゴトですが、
少し大きくなってくると
過剰糖質の影響が出始めます。
体力面では
前述したように
コロナの死亡率も高くなります。
感染症に罹りやすくなるのです。
知力面では
「いつもあくびをしている」
「やる気がでない」のような
「メタボ」から
「メタボケ状態」になります。
繰り返しますが、
赤ちゃんはネルのがシゴトです。
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5つの甘味料から選ぶ
1 砂糖(黒砂糖、水飴)
2 100%果実ジュース、甘酒など
3 メープルシロップ
4 オリゴ糖
5 はちみつ
いずれも摂りすぎは
虫歯になる事はもちろんですが
「味覚をにぶく」します。
特に
市販のおやつや飲み物には
驚くほどの砂糖が入っています。
1 砂糖 (黒砂糖、水飴)
砂糖にも
大きく
「キビ糖」と、
「テンサイ糖」があります。
どちらも精製すれば
砂糖として同じです。
和三盆や三温糖も
同じく精製された砂糖です。
なるべく
精製されていない方が
良いと思います。
「キビ糖」のほうは
さとうきびなので
半分は海外からの輸入です。
国産のこだわりのキビ糖は
価格が高めになります。
一方、
精製されていない
「テンサイ糖」は
根っこに農薬がたまる可能性
遺伝子組換えの可能性など
別の危険があります。
遺伝子組換えと
ゲノム編集食品はナニが違うの?
黒砂糖は
精製度が低いため
子供の場合でも
急激な血糖値を上げる事はなく
また
ミネラルも多く含まれているため
おすすめです。
砂糖を使われるのであれば
「黒砂糖」をお勧めします。
水飴もおすすめです。
砂糖の40%程度の甘さです。
水飴についてはまた詳しく記事にします。しました。
水飴に安全なものと
危険なものがあったなんて知らなかった
2 100%果実ジュース、甘酒など
2番目の甘味料として
天然の果物や
100%のりんごジュースや
みかんジュースなどです。
また
甘酒を
混ぜるだけでも
十分、甘くなります。
甘酒はどうして甘いの?
でんぷんは甘くないのに.
3 メープルシロップ
楓の樹液、
メープルシロップです。
メープルシロップには
ボツリヌス菌の心配はありません。
そのため
赤ちゃん、幼児への甘味料として
メープルシロップはおススメです。
速やかに体に吸収され、
栄養となります。
幼児の場合には
血糖値が上がり
脳内のドーパミンも放出されます。
そのため
気分もハイになり
機嫌も良くなるかもしれません。
メープルシロップを
あげる時の注意点
4 オリゴ糖
オリゴ糖には
原材料によって
いろいろな種類があります。
特に
よく使われているのは
乳糖果糖オリゴ糖
マルトオリゴ糖
ガラクトオリゴ糖です。
一日にスプーン一杯から
二杯程度が適量です。
いずれも
消化までに
若干時間がかかるために
急激な血糖値の上昇もありません。
また
甘さが
マイルドなので
赤ちゃん、幼児の
甘味料として取り入れましょう。
オリゴ糖は
腸内の細菌たちの
エサとなることで
腸内細菌の活動も
活発になります。
赤ちゃん、
乳幼児の場合には
「お腹がはる」、
「便が柔らかい」
ようであれば
量を少なくしましょう。
5 はちみつ
はちみつは
絶対に赤ちゃんには
与えないようにしてください。
はちみつの中にいる
ボツリヌス菌が赤ちゃんの腸内で増殖し
ボツリヌス毒素を作り出し
「乳児ボツリヌス症」が発症します。
日本では
「乳児ボツリヌス症」は
毎年1人から2人と
極めて少ないですが
アメリカでは
この100倍の数の
乳児ボツリヌス菌発症例がいます。
はちみつを加熱しても
ボツリヌス菌の芽胞は
壊れる事はありません。
そのため
加熱したはちみつもダメです。
授乳中のお母さんが
はちみつを取るのは全く問題ありません。
免疫が完成した
お母さんの腸内では
ボツリヌス菌は増殖できませんし、
母乳として
移行しません。
幼児期の甘味料として
はちみつは大丈夫です。
選択肢の1つとして
取り入れましょう。
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この3つの甘味料はやめる
アセスルファムK
アスパルテーム
スクラロースの
人工甘味料の御三家は
まず除外しましょう。
具体的には
「パルスイート」は
アスパルテームの製品です。
また
製品の裏表示をみて
アセスルファムk
または
アセスルファムカリウム
スクラロース
と書いているもの。
例えば
「ヤクルト」にも入っています。
ヤクルトさん、
腸内細菌に人工甘味料はどうなの?
これらを
赤ちゃん、
乳幼児から
摂る必要は全くありません。
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赤ちゃん甘味料のまとめとして
ご紹介した
5つの甘味料は
いずれも天然の糖質です。
家で作る手作りのお菓子には
なるべく自然な甘みを取り入れ
豊かな味を楽しむことで
「味覚」を育ててあげましょう。
敏感な「味覚」は
赤ちゃん、幼児への
将来につながる
最高のプレゼントとなります。
今日もありがとうございました。
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