デキストリンは
「難消化デキストリン」とも言います。
添加物としてよく見かけます。
赤ちゃんの離乳食にも入っています。
どうして入れる必要があるのでしょうか?
また安全性はどうでしょか?
デキストリンを3つの方向から見てみました。
デキストリンはなぜ入れるの?
デキストリンって何なの?
デキストリンの副作用は?
赤ちゃんが食べても大丈夫か?
結論からいうと
デキストリンは食べても大丈夫です。
ただしデキストリンの作り方で
「えっ!」と思われる方がいるかもしれません。
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デキストリンはどうして入れる必要があるの?
難消化性デキストリンの
「難消化」とは、
身体の消化酵素では
分解されないということです。
どうして入れる必要があるかは
大人用の答えとしては
血糖値の急上昇をさせないためです。
また、
満腹感もでることから
食べ過ぎを防ぐことにもつながります。
赤ちゃんにデキストリンが
入っている理由は
ドロドロの状態を保つためです。
安全でしかも比較的安いために
デキストリンが使われます。
「デキストリンは
身体の消化酵素では分解されない」と書きましたが、
お腹(腸)にすむ腸内細菌たちは
デキストリンを分解できます。
デキストリンを分解、
消化して
彼らは栄養としています。
また私たちの身体に有用な
短鎖脂肪酸を作ってくれるのです。
つまり
お腹の環境が良くなるということです。
「整腸作用」とも言います。
そのため
デキストリンは消費庁の認定している
トクホ(特定保健用食品)
の約3割にあたる
製品に使われています。
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デキストリンはどうやって作られているの?
食物繊維、
難消化性デキストリンは、
トウモロコシでん粉に微量の塩酸を添加、
加熱すると
「焙焼デキストリン」ができあがります。
これに
α‐アミラーゼおよび
グルコアミラーゼといった酵素を加え
加水分解を行うと
デキストリンが出来上がります。
最後に
活性炭による脱色、
塩分を取り除き、
小さなグルコース除き、
比較的大きな食物繊維画分が
デキストリンです。
このように精製されたデキストリンには
ブドウ糖は含まず
食物繊維を85~95%も含んでいます。
ここで
「えっ、塩酸!」と思った方、
大丈夫です。
塩酸は製品として
「デキストリン」になれば一切入っていません。
むしろ
私が心配なのは
つかっている
トウモロコシデンプンです。
これはおそらく
遺伝子組み換えトウモロコシです。
詳細はこちら
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デキストリンは昔から使われているの?
難消化性デキストリンが
甘味料として
使われ始めてから
25年以上経過しています。
また
日本だけでなく、
世界中で使用されています。
しかも
デキストリンは
各国の「安全性」の条件を満たしています。
1
アメリカ食品医薬品局は
添加物の「安全性」を
最低25年使われて
副作用がみとめられない
としています。
2
オーストラリアや
ニュージーランド食品基準局(FSANZ)では
2~3世代、
条件次第では
10~20年間使われて
副作用がみとめられない
添加物を「安全」とみなしています。
デキストリンは
いずれも満たしてます。
また
デキストリンには
ヒトのデータも多く、
安心して使用できる糖質の一つです。
実際に
赤ちゃんの離乳食にも
デキストリンは使われています。
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デキストリンの副作用は?
腸の働きを良くしすぎることかもしれません。
人によりますが、
10グラム以上デキストリンを摂ると
下痢になる人もいるようです。
何事もほどほどです。
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赤ちゃんにデキストリンのまとめ
Point
●デキストリンは甘味料の中でも
安心して食べることができる
天然糖質です。
もちろん
赤ちゃんでも大丈夫ですが、
量はほどほどにしておきましょう。
大人がデキストリンを食べると
血糖値の上昇を抑える
中性脂肪の取り込みを抑えるなどの
効果があります。
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最近添加物として
頻繁にみかけるようになった
エリスリトールや
トレハロースなど
たくさんあります。
中には
絶対に食べるのを
やめた方が良い甘味料があります。
「甘味料」の項目をご覧ください。
身近にあるもっとも危険な人工甘味料は?
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