体のことを考えて
「蜂蜜」が「オリゴ糖」か
どちらか迷っている方のために
記事を書きました。
結論から言って
蜂蜜の中にも
オリゴ糖が入っています。
ということで
「蜂蜜」と言いたいところですが
おすすめは
ハチミツとオリゴ糖の
「良いとこ取り」です。
蜂蜜とオリゴ糖の違い
蜂蜜には
糖質に加えて、
アミノ酸、ビタミン、ミネラルが
含まれています。
オリゴ糖には
糖質だけです。
では
健康に良いのは
蜂蜜?
オリゴ糖?
となるのですが、
甘さを求める方には「蜂蜜」。
血糖値やカロリーを
気にする方には「オリゴ糖」。
と求めている方の条件で
どちらが良いかは違ってきます。
そこでまず
「ハチミツ」と「オリゴ糖」の
特徴をまとめ、
ハチミツとオリゴ糖の
「良いとこ取り」をしましょう。
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蜂蜜のメリット
蜂蜜は最も歴史のある
「甘味料」です
紀元前
15,000年から13,000年前
スペイン・バルセロナ
アルタミラ洞窟で
「ある壁画」が見つかっています。
その壁画には
木の上の鉢の巣から
蜂蜜をとっている絵が
描かれていたのです。
日本では
江戸時代に
ようやく養蜂技術が完成しました。
蜂蜜の最も多い成分は
やはり糖質で
約80%を占めます。
中でも
ブドウ糖と果糖が
ほとんどを占め
残りは
ラフィノース
オリゴ糖など
少なくとも
25種類の「オリゴ糖」が
含まれています。
つまり
蜂蜜のメリットは
成分的に栄養価が高いこと。
このことは
同時にデメリットにもなります。
フレイルの方には
蜂蜜が良いかと思います。
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蜂蜜のデメリット
蜂蜜のカロリーは
砂糖の60%程度となります。
グラフ中のglucose は
砂糖と考えてください。
蜂蜜は
砂糖ほどは
血糖値は上がりませんが、
食後30分ほどで
血糖値は上がります。
e-SPEN JournalVolume 8(1) , e21-e24、2013
ちなみに
この蜂蜜はいずれも
マヌカハニーです。
マヌカハニーは
インフルエンザ予防効果が
最も高いといわれている蜂蜜です。
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血糖値を上げない蜂蜜はあるの?
蜂蜜の種類にもよりますが、
甘い蜂蜜ほど
血糖値がぐんと上がります。
残念ながら
血糖値を上げない
蜂蜜はありませんが、
比較的
アカシアの花由来の蜂蜜は
血糖値が上がりにくく
砂糖を100とした時に
アカシア蜂蜜は30程度です。
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オリゴ糖のメリット
オリゴ糖のメリットの
詳細は以前の記事で
書いた通りです。
簡単にいうと
オリゴ糖のメリットは
腸内細菌の餌となり
腸内環境に多様性が
生まれることです。
腸内環境に
多様性が生まれると
「免疫力の維持」や
脳や心への「良い影響」が現れます。
また
肌と腸は
密接に関わっていることから
「美肌」への効果もあります。
さらに
カロリーや血糖値のことを考えると
「オリゴ糖」の方が
蜂蜜よりも優れています。
甘くない分、
血糖値は低く、
カロリーも低いためです。
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オリゴ糖のデメリット
オリゴ糖のデメリットは
「甘さが足りない」ことです。
甘くするために
オリゴ糖を多量に摂取すると
下痢を起こすことがあります。
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蜂蜜オリゴ糖の組み合わせ
蜂蜜のメリットと
オリゴ糖のメリットを
合わせた製品を使うことで
蜂蜜とオリゴ糖の良いとこ取りを
することができます。
蜂蜜とオリゴ糖を
別々に購入し
甘さ的に気に入る配分を
自分で配合するのが
ベストだと思います。
その際、
「国産のアカシア蜂蜜」と
オリゴ糖は
「フルクトオリゴ糖」を選ぶと
比較的
血糖値を上げず
自然な甘さです。
配合する手間を省きたい方は
「オリゴ糖&ハチミツ」と言う
製品が販売されています。
(株)マルミ
蜂蜜30%と
オリゴ糖70%を含む製品です。
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ハチミツとオリゴ糖の違いのまとめ
蜂蜜には
糖質に加え
アミノ酸、ビタミンや
ミネラルが含まれる。
オリゴ糖は「糖質のみ」
蜂蜜の中にも
オリゴ糖が含まれることから
蜂蜜を主体にした
オリゴ糖甘味料がおススメです。
ただし
1歳未満の赤ちゃんには
ボツリヌス菌の危険があるため
蜂蜜は絶対にやめましょう。
加熱をしても蜂蜜はダメです。
今日もありがとうございました。
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