最終更新日: 2021.06.16

異性化液糖の危険性. 女性は1.3倍のがんリスク

異性化糖液とは
果糖ブドウ糖液糖
ブドウ糖果糖液糖のことです。

炭酸飲料や甘い乳製飲料に入っています。

しかし
「青汁」
腸内環境を整えるための「飲むヨーグルト」など
「健康ドリンク」として
毎日飲んでいる人も多いでしょう。

今回、これらの甘い飲み物と大腸がんのリスクを
日本の国立がん研究センターが調べ、
報告しました。
対象は74,070人です。

異性化糖液入りドリンクがガンのもと?

甘味ドリンクと大腸がんに関する研究は
多くありますが
ほとんどはアメリカやヨーロッパのものです。

今回初めて
日本人74,070人を対象に
甘味ドリンクの消費量と「大腸がん」の発症率を
比較した研究が出ました。
Sugary Drink Consumption and Subsequent Colorectal Cancer Risk:
The Japan Public Health Center-Based Prospective Cohort Study
Cancer Epidemiol Biomarkers Prev
. 2021 Apr;30(4):782-788

その結果
女性の方は甘味ドリンクが多いと
結腸がんになるリスクが有意に高くなります。
詳しく見ていきましょう。


異性化糖液の調査に参加したヒト

今回の調査では平均年齢が
56.5歳の人たち
74,070人を対象としました。

BMIは平均で23.5
これはおおよそ日本人の平均と
考えていいでしょう。

男の人は1日に286ミリリッター、
女性はその約半分の145ミリリッターの
甘味ドリンクをとっています。

甘味ドリンクとは
缶コーヒー
100%の果物ジュース
乳酸菌飲料
炭酸ジュースなどです。

例えばこれ!

果糖ブドウ糖液糖や
異性化液糖が入っている飲み物です。
まだ砂糖の方がマシかも?

糖尿病の既往歴があるか
タバコの摂取やお酒の習慣
これらの影響がでないよう
どのグループにも均等に割り振られました。



異性化糖液入りドリンクが結腸がんを!

15年間ずっと観察した結果
がんを発症する人が
何人か出てきました。

74,070人のうち
15年間で1,648人が大腸がんになりました。
この大腸がんの発症率は
甘いものを飲んでいたか
飲んでないかにかかわらず
違いはありませんでした。

あれっ?

良かった、よかった。ではなく
もう少し詳しくみていくと
新たなことがわかってきました。

ガンの部位を詳しく見ていくと
実は
甘味ドリンクを飲む量が多いほど
危険が高くなっていた部位がありました。

それは結腸がんです。
特に
女性にこの傾向が強く
約36%結腸がんのリスクが高まったのです。
男性はあまり影響していませんでした。



異性化糖液入りドリンクがなぜがんを?

はっきりした理由はまだわかりません。

理由として「腸内細菌叢」の影響が挙げられています。
腸内細菌は大腸の部位によって
住む菌の種類が異なっています。

甘いものを好み、
「なにか」を代謝することで
結腸が影響を受ける、
または影響をうけやすいことが考えられます。

腸内細菌とガンは密接に関わっています。



女性が異性化糖液入りドリンクに影響するわけ?

こちらも
はっきりとした理由はわかりません。

(男性との)摂取する食べ物の違い
ホルモンによる影響などが
論文では挙げられていました。



異性化糖液入りドリンクのまとめ

甘い飲み物は
女性では結腸がんが
約1.36倍に増える

15年間ほぼ毎日
134ミリリッター以上飲むグループです。

134ミリリッターと言うのは
おおよそ軽いコップいっぱい分です。

健康に良いと思って飲んでいる飲み物
青汁、
乳酸飲料などにも
砂糖や果糖がたっぷりと
含まれている飲み物も多くあります。

毎日飲んでいる健康ドリンクの表示
一度チェックして
果糖ブドウ糖液糖、
砂糖・異性化液糖、
シロップなどが
多く入っている場合には
毎日ではなく2日に1回にするなど
少し量を減らす工夫をしましょう。

今日もありがとうございました。
みそしるが出ていれば
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