ブドウ糖果糖液糖は
「異性化糖」とも呼ばれます。
ジュースなどに特に多く使われています。
グズッているから
赤ちゃんや子供にちょっとぐらい
軽い炭酸飲料なら大丈夫でしょ!
という場合には
3つの理由を確かめてから
あげてください。
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異性化液糖の3つの種類
「異性化糖」は
糖質の中で最も甘い
「果糖」がどれくらい含まれているかによって
3つに分けられます。
90%以上 「高果糖液糖」
90%から50% 「果糖ブドウ糖液糖」
半分未満 「ブドウ糖果糖液糖」です。
成分表示には
「異性化液糖」ではなく
「高果糖液糖」
「果糖ブドウ糖液糖」
「ブドウ糖果糖液糖」
として表示されていることが多いです。
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「異性化糖」の作り方
3種類の「異性化糖」
「高果糖液糖」
「果糖ブドウ糖液糖」
「ブドウ糖果糖液糖」はいずれも
遺伝子組み換えトウモロコシから作られます。
つまり
「異性化糖」はコーンシロップから作られる、
一応、天然の甘味料です。
天然ですが、
3つの理由から
赤ちゃんや小さい子供にはおすすめしません。
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「異性化糖」を赤ちゃんにおすすめしない3つのわけ
●コーンシロップからボツリヌス菌
●味覚が育たない
●摂りすぎてしまい病みつきになる
順番に見ていきます。
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異性化糖からボツリヌス菌
「異性化糖」に
ボツリヌス菌が入る可能性があります。
ボツリヌス菌は
実際に蜂蜜や水飴、
コーンシロップなどにも存在しています。
前述のように
異性化液糖の原材料は
トウモロコシです。
つまり
コーンシロップを使っています。
異性化液糖を作る工程で
高温で一定時間以上加熱
(例えば“120℃4分以上”加熱)の工程があれば
ボツリヌス菌も死滅するため
大丈夫です。
しかし
「高果糖液糖」
「果糖ブドウ糖液糖」
「ブドウ糖果糖液糖」が
この加熱を経ているかどうかはわかりません。
「はちみつは赤ちゃんにダメ!」は
よく知られていますね。
大人はすでに免疫系がしっかりしているので
これらの甘味は大丈夫です。
一方、
1歳未満の赤ちゃんでは
まだ腸のバリアが未熟であるため
ボツリヌス菌が体の中に入ってしまい
増殖して、
ボツリヌス毒が全身に回ってしまいます。
その結果
呼吸数が少なくなり、
両親がしっかりと見ていないと
全身に酸素が行き渡らなくなり
最悪の結果となります。
日本全国で
「乳幼児突然死症候群」とされている中には
必ずこの乳幼児ボツリヌス症が含まれているはずです。
このボツリヌス症を防ぐためにも
1歳未満の赤ちゃんは
「異性化糖」を絶対に避けましょう。
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異性化糖が子供の味覚を壊す
3歳までの「食生活」が
その子供の一生を左右します。
これは決して大げさなことではありません。
味覚は食べるものの選択幅を
大きく変えてしまいます。
極端な話
甘いものばかり食べていると
肥満になり、
その後
糖尿病や感染症にかかりやすくなったりするため
病気が常につきまとう人生になる可能性があります。
また虫歯も多くなります。
頭の働きも悪く、本来の脳力が発揮できないまま
終わってしまう可能性があります。
子供の頃
特に赤ちゃんの頃の甘いものは
極力母乳程度の甘さでいきましょう。
母乳が赤ちゃんにとっては最もご馳走です。
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異性化糖は赤ちゃんの行動を変える
2つ目の理由である「味覚」と
関係してきますが
食べるものの好みが
極端にかたよります。
例えば
あまり味覚が育たないと
離乳食の時に与える
重湯は全く甘くなく、
美味しくないでしょう。
その際にお菓子を与えていると
そちらばっかり好みます
大人でも
炭酸飲料や甘い物はなかなか止めれません。
生まれたての赤ちゃんや子供にとっては
いちど覚えた甘さが
また欲しくなるのは当たり前です。
また甘いものが欲しくなるために
泣き叫んだり
ゴネたりして
お母さんやお父さんを
困らせてしまうことになります。
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異性化糖のまとめ
赤ちゃん、
特に1歳までの赤ちゃんには異性化糖は厳禁です。
また離乳食が始まった後の赤ちゃんでも
重湯やお粥、
果物以上に甘いお菓子は避けましょう。
繰り返します。
3歳までの「食生活」が
その子供の一生を左右します
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