便秘の時に
食物繊維を摂りましょうと
よくいわれますが、
どうしてでしょうか?
じつは便秘解消だけではないのです。
赤ちゃんからお年寄りまで
「食物繊維」は意識して多めに!
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食物繊維の入っている食べ物
わかめ、昆布、もずくといった海藻類、
また
ごぼう、キャベツ、オクラ、かぼちゃなどの野菜類、
納豆やきなこ、おからなどの豆類
アボガドやバナナなどの果物にも
食物繊維は含まれています。
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簡単にいうと
食物繊維は「天然の糖」です。
正確には
食物繊維は
「胃や小腸では消化されず
大腸に到達する栄養素であり、
単糖が10個以上連なった炭水化物」
と定義されています。
甘いだけが糖じゃないんだね!
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食物繊維の効果
では
食物繊維を多くとると
体にどのような良いことがあるのでしょうか?
食物繊維には
水に溶けやすい「水溶性」と
溶けにくい「不溶性」の2種類あります。
水溶性の食物繊維は
水に溶けると、
ゼリーのような状態となり、
腸での栄養の吸収を
ゆっくりにする効果があります。
ゆっくりにすると良いことあるの?
食物の吸収速度がゆっくりになると、
血糖値の上昇も緩やかになります。
また
消化に時間がかかるため
満腹感が得られ、
その満腹感が持続します。
そのため「食べ過ぎ」や
「間食」がなくなります。
少なくはなるかもね!
一方、
もう一種類の
水に溶けにくい「食物繊維」は
胃では消化されず、
消化管に到着します。
すると
腸は自然に肛門の方へ、
下へ下へと内容物を
押し出す動きをしています。
これを「ぜんどううんどう・蠕動運動」といいます。
不溶性の食物繊維が多いと
便の大きさが大きくなります。
腸に到着すると
腸は排出する方向に働き、
蠕動運動が働き始め、
排便の回数が増えるように体が反応します。
細く、少ない「便」だと
腸の蠕動運動では
なかなか排便できません。
不溶性の食物繊維が多いと
便の大きさが大きくなるため、
排便もしやすくなります。
簡単にまとめると
水に溶けやすい可溶性の食物繊維も
水に溶けにくい不溶性食物繊維も、
ともに排便回数を増やします。
体の老廃物も排出されます。
これが食物繊維を
積極的にとりたい1つ目の理由です。
2つ目は
エネルギーの代謝吸収速度を
ゆっくりにしてくれるため
様々な病気の予防にもなります。
たとえば
血糖値の高い病気ですね。
3つ目の理由は
腸内細菌のエサとなり
腸内環境が良くなります。
すると
自律神経も整い
体温が基本的に上がります。
すると
身体の免疫機能が
良い状態で保たれます。
だから
食物繊維を摂りましょうということなのです。
食物繊維を
「第6の栄養素」といわれるのもこのためです。
ちなみに5代栄養素は
炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミンとミネラルです。
これらに「食物繊維」を加えて合計6つです。
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