最終更新日: 2020.09.6

子供や小人が見える時の対応. [高齢者の場合には第二の認知症かも?]

日本政府を含めて世界中ですが、
「認知症」に対して治療をすることができません。
そのため、
どんどんと増加しています。

日本政府が今月2019年6月に
認知症に対する方向性を示しています。

政府に怒っていても仕方がありません。



「認知症」に対してなにができて、何ができないのか?

政府は2019年6月18日、
認知症対策をまとめた新たな大綱を
関係閣僚会議で決定した。
団塊の世代が
75歳以上の後期高齢者となる
2025年に向けて「共生」「予防」の二本柱で、
認知症になっても自分らしく暮らせる
社会の実現を目指す。
介護人材の不足、
金融資産の滞留など、
答えの見えない課題は多く、
日本社会が進む道のりは険しい。

日経新聞デジタル

要するに
今回
政府は「予防」という定義を
「認知症にならない」から
「認知症になるのを遅らせる」
「進行を緩やかにする」と変更しました。

つまり
政府が言いたいのは
認知症は誰もがなりえるけど、治療法がありません。
国・政府は助けることができないから
個人が日常から認知症の予防を心掛けてね
ということです。



国や政府に怒っていても仕方ありません。

「個人で認知症対策をする」
これしか道はありません。

まずは
認知症といっても
いくつかの種類があります。

昨日はうちの大学と政府と共同で進めている
プロジェクトの発表会がありました。
演者として
「認知症の病態と治療への応用」という内容で
話をしてきました。

簡単には
認知症にはアルツハイマー病型認知症だけではなく
レビー小体型認知症もありますよ
いうことを話してきました。
あと研究面での話です。



うつからくる認知症もある

うつ病による労災申請が
6年連続で増加しています。

NHKニュースより引用

長時間労働や仕事の強いストレスが原因で
うつ病などの精神障害になったとして、
昨年度に労災を申請した人は合わせて1820人と、
過去最多となったことが分かりました。

NHKニュース

ロビン ウィリアムズ
「グッドウィルハンティング」
「今を生きる」
など
すばらしい映画を世に残し
2014年8月に
自らの命を絶ちました。

原因は
長年、苦しんでいた「うつ病」でした。

しかし
死後に解剖(剖検)した結果
「レビー小体型認知症」
だったのです。

レビー小体型認知症では
名前とは違い
認知症の症状は最初出てきません。
最後まで出ない人もいます。

自律神経症状が強い病気です。

「うつ病」のはずが
体調不良、
立ちくらみや不眠などの
症状があらわれたら、
本人はどう思うでしょう?

「うつ」に加えて
症状がどんどんと進行していると
とらえてもおかしくありません。



認知症に加えてうつ病と幻視の可能性もある

幻視(パレイドリア)があらわれてくると
精神的にダメージは相当なものです。

「将来もっと悪くなるかもしれない」
と悲観的になります。

もし
ロビン ウィリアムズが生前に
「レビー小体型認知症」と
診断されていれば
「薬の処方」も「心構え」も違っていたはず
です。

上述の症状があらわれても
想定内なので
心に余裕がでたかもしれません。

日本でも同じように、
「うつ病」と診断され
実際には
「レビー小体型認知症」」の方も
多数おられると予想されます。

ちなみに
レビー小体型認知症と
パーキンソン病は
同じ原因分子が脳にたまっています。

精神科で
長年、
症状がよくならないようなら
神経内科など別の診療科や
別の病院、別の先生に
診察してもらうことをお勧めします。

多くの医師に
アドバイスをもらい
その上で
「自分の身体・こころ」と向き合う。

まわりに
「うつ病」の方がおられましたら、
是非、あなたから
その方へのアドバイスをお願いします。

世界中から
自殺がなくなりますように。
また
「うつ病か現れる認知症」もあることを
しっているだけでも救える命があります。



(今日の記事はここまでです。)

みんなで一緒に赤ちゃんのような
柔軟な頭・体を取り戻しましょう。

コメント・アドバイス・リンクシェアーなどはこちらへどうぞ。

2019年6月
« 5月   7月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

今月のピックアップ

PAGE TOP