腸内細菌学会に行って
いろいろな情報に触れてきました。
普段はあまり行かないような
演題も聞いてきました。
特に
「腸内環境と母子の関係」は
おどろきました。
腸内環境が良くないお母さんの子供は
脳へも影響しており
子供は低活動で、臆病になります。
これは
マウスを使った研究ですが、
同じ哺乳類の人間でも起こりうる気がします。
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お母さんの腸内環境は子供の脳へ影響する
「母親と子供との関係」は大切なテーマです。
お母さんの腸内環境が子供にまで
影響していると言う発表は驚きでした。
特に
妊娠のときの環境腸内環境ではなく
生まれた後
つまり
授乳しているときの腸内環境が
とても子供に影響するのです。
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具体的な内容
ネズミを使った研究です。
抗生物質により
腸内環境を悪くしたお母さんから
生まれた子供は体重が軽く
また
亡くなる子供が多いのです。
ただ
これだけでは
妊娠中の影響か
授乳中の影響かがわかりません。
そこで
腸内環境を悪くした母親から生まれてきた子供と
普通の母親から生まれてきた子供を
それぞれ交換する実験をしていました。
結果は私の予想とは違いました。
腸内環境を悪くしていた母親から
生まれた子供は
普通のお母さんに育てれるれると
すくすくと大きくなります。
一方
普通のお母さんから生まれた子供が
腸内環境の悪いお母さんに育てられると
低体重で
しかも
性格は臆病になってしまうのです。
簡単に言うと
「妊娠中」ではなく
「授乳中」のお母さんの腸内環境が
子供に直接影響すると言うことです。
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お母さんのなにが子供に影響するのか?
お母さんの子供に対する
「接し方」と「母乳」が
子供の成長に大きく関わっていました。
お母さんの心の状態は
お母さんの腸内環境が左右するため
子供へ愛情を与えていないのかもしれません。
実際に
授乳中に死んでしまう子供が
有意に多いのです。
さらに
母乳も成分が異なっていました。
腸内環境の悪いお母さんからのミルクは
あまり良い栄養成分を含んでいません。
そのため
子供の腸内環境の多様性が低くなっていました。
特に乳糖を分解するラクトバチルスという菌が
子供の腸内で少なくなっていました。
腸内環境の多様性が乏しいことが
子供の脳へも影響しており
低活動で臆病になっている原因だと考えられます。
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まとめとして
母親の腸内環境が
母親の精神状態と母乳をとおして
子供にまで影響する驚きの結果でした。
ネズミを使った研究でしたが
同じ哺乳類である「ヒト」でも
あながち的外れではないと思います。
ということで
授乳中のお母さんにおすすめは
発酵食品です。
甘酒、みそ汁
納豆、塩こうじ
などなど
どんどんと 摂り入れましょう。
そして
人工甘味料は
なるべく避けましょう。
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