大学の記念式典で
本庶 佑先生の講演を聞くことができました。
2019年6月1日
小野薬品の具体的な話も飛び出しました。
本庶先生の目指す理想が
少し見えた気がします。
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本庶先生の話の序盤は
本庶先生が小学生の頃、
天文学者になりたかった話から始まり
中学生の頃に野口英世を読んで
医学研究を志したということでした。
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本庶先生の話の中盤は
話の中盤では
免疫の抗体のクラススイッチの話を挟んで
チェックポイント阻害剤の発見から
臨床治験の苦労話をされていました。
「私ほど幸運な人間はいない」という
一貫したテーマどおり
いろいろな出会いや幸運が重なっていました。
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本庶先生の話の終盤は
終盤では
大学は企業、
特に「国内の企業」と信頼関係を築く必要がある。
そして
日本初のアイデアを
日本初の製品として
世界に貢献していくと言う重要性を説かれていました。
小野薬品の話も出てきて
とても現実味があり
本庶先生しかできない話で
説得力がありました。
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印象に残ったチェックポイント阻害剤の市場規模
経済界で有名な雑誌Forbsフォーブスが予測する
チェックポイント阻害剤の
2025年のマーケット市場は
約2兆から3兆円規模だそうです。
これは
日本国内最大の会社
トヨタの純利益と匹敵する規模だそうです。
生命科学の分野で
1つのブレイクスルーが
新たなマーケットを作ると
これぐらいの市場規模が
あっという間にできあがると言う
典型的な例だと本庶先生は話されていました。
あっという間といっても
PD1の発見から約22年かかっているそうです。
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本庶先生の目指す理想の仕組み
最後に
京都大学は
今後も国の財政はあてにできないので
経済的に自立するため、
民間企業とコラボをして
(最低)5000億円規模のベンチャーキャピタルを
目指しているとのことでした。
本庶先生の話は
ここで終わりましたが
わたしには
地方の大学も
方向性は自立しかない。
さもなければ
つぶれるか
合併かという風に私は感じました。
スパッとした切れ味のするどい話でした。
私が現在進めている
「多系統萎縮症」「認知症」の
病態にも応用できる話が満載でした。
現在までに見つけている「分子」が
どのように治療に結びつくか
次の一手をすすめてみます。
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