脳腸相関の重要性が
特に
最近注目されています。
私もよく
「食品の栄養成分」に関する記事を書きますが、
ある特定の成分というよりも
「複合的に食事をとらえる」ことが
大切だと思っています。
今回の研究結果は
アレルギー、
神経難病
また
メタボなど病気を予防するためには
日常の食事で
多くの種類の発酵食品を
摂ればいいという根拠です。
ハエの研究ですが、
なかなか面白い。
・
・
・
通常のハエの寿命は約30日から40日
寿命を伸ばすために
これまで
虫からからヒトまで共通している方法は
「カロリー制限」だけです。
今回は
カロリー制限ではなく
腸内細菌や
腸内細菌サプリなどを
餌として与えることにより
寿命が伸びることがわかりました。
今回、
ハエに与えたエサは
1つはビフィズス菌で
あとの2つは乳酸菌です。
プロバイオティクス混合とは
この3つの菌を混ぜています。
3つの菌の詳細を知りたい方は以下
・
・
・
寿命が延びたもっとも効果的な食べ物は?
乳酸菌を与えると
16日寿命が延びました。
アーユルヴェーダの薬を与えると
14日寿命が延びました。
さらに
3種類の腸内細菌を与えると
24日寿命が延びました。
すべてのものを混ぜた餌を与えると
26日間寿命が延びました。
つまり
単独よりも複合的な効果が
大きく寿命に影響するということです。
このとき同時に
メタボのマーカーとして
トリグリセリドと
血糖値レベルと体重を測定しています。
いずれも
寿命が延びたハエでは値が下がっていました。
・
・
・
トリファラとは
アムラ、ベハダとハルダの
3つの木の実を混ぜたものです。
インドのアーユルヴェーダで
重宝されているそうです。
・
・
・
3種の菌とは?
Lactobacillus plantarum
乳酸菌プランタルム
日本の漬物や
韓国のキムチ
また
ドイツのソーセージ等にいる菌で
塩にとても強い性質があります。
Lactobacillus fermentum
乳酸菌ファーメンタム
Bifidobacteria longum
ビフィズス菌 ロンガム
ロンガムは赤ちゃんの頃から
年寄りになるまで
一生
腸に住み続ける珍しい菌です。
たいていの菌は
年齢とともに変化し
多くの菌は加齢とともに減っていきます
これまで感染予防や
整腸作用
また
免疫力を活性化したりと
いった作用が認められています。
ヤクルト中央研究所の菌の図鑑はとても役立ちます。
・
・
・
この記事は
サイエンティフィックレポートという雑誌に
掲載された研究です。
最近とても面白い論文を多く掲載しています。
2018年
サイエンティフィックレポートで
最も読まれた論文の第26位でした。
Longevity extension in Drosophila
through gut-brain communication
Scientific Reports 8,
Article number: 8362 (2018)
結論
多くの発酵食品を摂りましょう。
・
・
・
今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
「甘酒」か「みそ汁」
どちらか
お好きな方を押していただければ
うれしいです。
甘酒を押すと
ガン関連の方に情報が届きやすくなります。
味噌汁をピコッと押すと
認知症関連の方に情報が届きやすくなります。
甘酒、みそ汁の両方を押してもいいですか?
もちろん
(^-^)
やる気 がでます。