約4年前2015年6月に
アメリカは
国内のトランス脂肪酸を
2018年6月までに全てなくすと発表しました。
さらに
2015年7月に
カナダがトランス脂肪酸を全てなくすことを発表しました。
この流れは
ヨーロッパでも同じです。
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では日本はトランス脂肪酸に関してどうでしょう?
2015年当時
日本の厚生労働省は
トランス脂肪酸の摂取量が
日本は少ないため
このままで大丈夫と言っていました。
さて
その後
トランス脂肪酸に対する態度に
変化はあったのでしょうか?
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091319.html
サイトに行って実際に読んでみてください。
現在も
日本においては
このままで大丈夫と言っています。
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トランス脂肪酸って何?
酸化しない油を作ろうということで
トランス脂肪酸ができました。
人工的につくった油です。
(一部天然にできるものもあります)
でも
やはり
体に対しては
悪かったのです。
肥満、心臓疾患、
そして
脳梗塞、認知症を
ひきおこすことになるのです。
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日本人は本来トランス脂肪酸を
あまり食べていないから大丈夫?
「日本人が、
一人一日当たり食べているトランス脂肪酸の平均的な量は
0.92~0.96グラムと推定されます。
これは平均総エネルギー摂取量の0.44~0.47%に相当します。」
農林水産省が
実施した調査研究(2008年)より引用。
ということで
日本はトランス脂肪酸を
特に減らす必要はありません。
ということです。
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トランス脂肪酸は体に悪いの?
この量は身体に
とって悪い量なのでしょうか?
「国際機関が生活習慣病の予防のために
開催した専門家会合
(食事、栄養及び慢性疾患予防に関するWHO/FAO合同専門家会合)は、
食品からとる総脂肪、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸等の目標値を
2003年に公表しました。
その中で、
トランス脂肪酸の摂取量を、
総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告をしています。
日本人が一日に消費するエネルギーは
平均で約1,900 kcalですので、
平均的な活動量の場合には
一人一日当たり約2グラム未満が目標量に相当します。」
数値上は
確かに日本は減らす必要ないね。
1%未満となります。
ただ
アメリカやカナダ、
ヨーロッパは
トランス脂肪酸を全廃ですよ。
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日本の政府が動かないなら・・・
日本の政府が動かなくても
日本の企業は動いています。
トランス脂肪酸が
血管系の障害を増悪させることは
確実です。
身体に害があることが分かっている以上
失くすことが理想です。
ということで
マーガリンやショートニングは
企業努力で
減らす傾向にあります。
たしかに
少々トランス脂肪酸をとっても問題ありません。
しかし
毎日の少し少しが
積み重なると
心臓血管系の障害に結びつきます。
ここからは
読んでいる「あなた」が
判断するしかありません。
トランス脂肪酸の
マーガリンやショートニングは減らしますか?
それとも
便利だから使い続けますか?
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私、食べてる?
トランス脂肪酸は
マーガリンやショートニング
などに含まれている脂質です。
これらを原材料に使った
パン、ケーキ、ドーナツなどの
洋菓子、揚げ物などに
トランス脂肪酸が含まれています。
油も時間とともに
老化(酸化)します。
この老化(酸化)した油が
肥満、心臓疾患、そして
脳梗塞、認知症と深く関連するわけです。
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今日の記事はここまでです。
みそしる押していただければうれしいです。