ガンや神経変性の病気を
確実に引き起こす原因はわかっています。
例えば
肺がんでは
喫煙や受動喫煙は
確実に
肺がんのリスクを上げます。
じつは
表にはありませんが、
「慢性炎症」も
確実に病態を悪化させ
病気を引き起こす素地を作っています。
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ガンの原因が表になっていて見やすい
国立がん研究センターが
いろいろなガンについて
リスクとなるものを表にしています。
肝臓がんは
喫煙や飲酒
そして
感染症が原因となっています。
これを見ていて
気付いたのですが
タバコやお酒
または
血糖値の上昇は
確かにいろんな病気で共通していると思います。
また
肝臓ウイルス
特に
へパタイタスCウイルス(HCV)や
へパタイタスBウイルス(HBV)
また
ピロリ菌や
パピローマウイルスなども
いろいろなガンを引き起こします。
ウイルスによる
炎症が続くと
臓器は
ガンを引き起こしやすいと
いうことを証明しています。
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炎症の2つのタイプとは?
炎症には
大きく2種類あります。
急性炎症と
慢性炎症です。
上述した
ウイルスによる炎症は
急性炎症です。
「歯が痛い」
「口内炎が悪化して痛い」
というのも
急性の炎症です。
一方、
慢性炎症は
あまり痛みは感じない代わりに
ジワジワと
病態を悪化させます。
先ほどの
表の中で挙げられているのは
ほぼ確実な
原因やリスクファクターですが、
慢性的に起こっている炎症などは
表にはありません。
しかし
慢性炎症も
確実にガンだけでなく
神経変性のリスクファクターともなります。
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慢性炎症の原因は不明だが・・・
慢性炎症を起こす
原因はまだ
はっきりとわかっていません。
しかし
私は
腸管のゆるみが
原因だと思っています。
腸から異物が
定期的に体の中に入ってくると
炎症を惹起しやすくなり、
それが引き金となって
神経系やがんなどの病気を引き起こす
きっかけとなっていると思っています。
また
慢性炎症があると
神経系やガンでも
病態をドンドンと
増悪させる可能性があります。
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まとめとして
慢性的に起こっている炎症は
急性の炎症ほど
はっきりとは目に見えないために
これまであまり
注目されていませんでした。
しかし
慢性炎症は
じわじわと病態を悪化させると
同時に
病気の発症にも必ず関わっています。
現在
病気モデルマウスで調べていて
「腸のゆるみ」
が慢性炎症を
引き起こしているのではと推測して
研究を進めています。