脳は
他の臓器と違い
再生しないと
いわれてきました。
30年前のことです。
しかし
今では
神経幹細胞が
ある特定の場所にだけ
存在することが証明されており、
脳梗塞があると
その部位へ動員されるのです。
大人の脳ですよ。
神経幹細胞を含めて再生医学は
神経難病を解決する可能性を秘めています。
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神経幹細胞のいる場所は?
脳内の
海馬と嗅球です。
海馬は
「こめかみ」の奥の方にあります。
記憶の中枢と呼ばれています。
一方、
嗅球は
「両目の間」と
「鼻の奥」あたりに位置します。
嗅球は
漢字のとおり
匂い・嗅覚に関する
情報を脳に入れる
入り口にあたります。
海馬と嗅球では
常に
古い神経細胞が
新しい神経細胞と交代しています。
細胞レベルで
新陳代謝が活発におこっているのです。
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さらに
神経幹細胞に加えて
不思議な細胞が偶然
見つけられました。
脳外科手術を受けた患者さんの脳からです。
神経幹細胞とはちがう、
赤ちゃん神経細胞です。
動画では
ダブルコルティン(double cortin)細胞といっています。
脳梗塞や交通事故などで
脳が損傷をうけると
損傷した箇所から
神経幹細胞に似た細胞が
誕生し始めるのです。
そして立派な神経細胞へと
成熟し、
機能し始めるのです。
この赤ちゃん神経細胞を
実際にサルに移植して
改善の効果も認められています。
TEDの動画をどうぞ。
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まとめとして
脳は
いくつになっても
柔軟性があります。
わたしたちは
みんな
大人になっても
赤ちゃんのような
柔軟な頭・
身体をつねに持っているんです。
この柔軟性が
認知症やパーキンソン病など
神経難病の治療に結びつくはずです。
11分程の動画です。