天然には糖質がたくさん存在します。
コメのデンプン、
ミルクの乳糖
果物のもっている果糖など。
また
これ以外にも
量はすくないけど（希少）、
単糖だけでも種類は60種類以上あり、
総称して
「希少糖」と呼ばれています。
プシコースやタロースなど。
これらが結合して
2糖、多糖になることもできます。
つまり
糖質といっても
ほぼ無限の種類があります。
油やタンパク質もそうですが、
糖質も種類によって
性質が違います。
当然
身体に摂取した際には
糖質の種類によって効果も違います。
今回の記事の
結論から言うと
多くの種類の
「糖質」をとるのが自然です。
つまり
今の食生活は
精製された糖質にかたよりすぎています。
白米、小麦粉、白砂糖など
（すべて精製されています。）
一方、
玄米、全粒粉、甜菜糖・はちみつなどは
いろいろな成分が混ざっています。
この「混ざっている」というのが大切です。
今回は
これを伝えたくて
記事を書きました。
以下は
「糖質制限」について
と
私の専門である「神経」と「糖質」の話題です。
興味ある方は続きをどうぞ。
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つづけます。
最近
糖質制限がはやっています。
なぜ、ひとまとめに「糖質」制限と
呼ばれているのでしょうか？
実は
糖質のことは
種類がたくさんありすぎて
研究が追いついていないのです。
正確に言うなら
糖質制限ではなくて
「ブドウ糖制限」です。
糖質制限ダイエットも
正確にいうなら
「ブドウ糖制限ダイエット」です。
糖質には
まだまだ
秘められた効能がたくさんあります。
私の専門は神経科学です。
脳の神経細胞のエネルギーは
グルコースだといわれています。
運動すると
神経細胞は
エネルギーをもっと作る必要があるために
グルコースだけでは足りません。
そのため、
肝臓などから
グリコーゲンを分解して
なんとか脳の神経細胞の
エネルギーが続くように
グルコースが補充されます。
しかし
ここで
トレハロースを飲んでいると
どうなるでしょうか？
なんと
トレハロースが
優先的に
神経細胞のエネルギー産生に使われて
肝臓のグリコーゲンの分解は
それほど行われません。
今、論文にまとめています。
身体はその都度
状況に応じて
柔軟に対処しています。
病気の時も同様です。
身体は自然な健康状態に戻るために
あらゆる方法を取り入れます。
これが
私たちの身体に備わっている
自然治癒力です。
一方、
自然治癒力を邪魔するものが
いくつかあります。
その中の一つが
人工甘味料です。
これらは
身体の味覚をだまして
身体から排出されます。
そう、
身体から排出されるため、
これまでは安全だと考えられてきました。
しかし
腸内にすんでいる細菌たちに
とっては
大問題です。
人工甘味料を摂取することが多いと
腸内環境が
ボロボロになるという研究報告があります。
また
食物繊維（天然糖質）の不足が腸管バリヤーを
もろくするという研究報告もあります。
アメリカからの報告です。
Cell. 2016; 167(5): 1339–1353.e21.
doi: [10.1016/j.cell.2016.10.043]
この話題はまた機会があれば。
少なくとも
身体に備わっている自然治癒力が
働けるように
日ごろから
身体に自然なものを摂取する
習慣を取り入れていきましょう。
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今日も最後まで読んで頂き
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