イソチオシアネートは
複数のガン誘発モデルを使って
抗ガン作用が調べられています。
その結果
イソチオシアネートは
優れた抗がん作用を発揮することが
証明されています。
この時期
イソチオシアネートを
上手に取り入れる
お勧めの食べ方は
大根をおろす。
でも ただ、
大根を「おろせばいい」ってもんじゃありません。
おろす部位
おろし方があります。
抗がん作用をもつイソチオシアネート
イソチオシアネート
による抗がん効果を示した論文が
あり過ぎるので
まとめ論文(レビュー)を参考にしました。
Nutr Cancer.
2006;55(1):53-62.
Safety, tolerance, and metabolism of broccoli sprout glucosinolates
and isothiocyanates: a clinical phase I study.
普段から
イソチオシアネートを積極的に取っていると
ガンになりにくい。
ではイソチオシアネートを含む食材は何でしょう?
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冬の食材でイソチオシアネートを多くとるには
イソチオシアネートを含む食べ物として
キャベツ、白菜、大根、さわびなどがあります。
辛味成分があるものの方が
イソチオシアネートは多く含まれています。
というか
正確には
食材自体には
イソチオシアネートは含まれていません。
大根をボリボリと
生のまま食べていては
イソチオシアネート含んでいない。
正確には
イソチオシアネートになる前の成分
(グルコシノレート)が含まれています。
グルコシノレートが
すりおろされ、
酵素(ミロシナーゼ)と
反応すると
はじめて
イソチオシアネートが作られます。
ということで
この時期たくさん出回っている食材
「大根」を「おろし」ます。
大根おろしから
効果的に
イソチオシアネートをとることができます。
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大根の先端、それとも葉っぱ側?
イソチオシアネートになる前の成分を
多く含んでいる部位は
先端(根っこ側)です。
つまり
葉っぱ側よりも
大根の先端のほうに
グルコシノレートが多く含まれています。
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大根のすりおろし方
イソチオシアネートを多く取りたい場合には
激しく大根をすりましょう。
「おおおおー。」
昔から
「怒りながら大根をおろすと辛くなる」
といわれています。
逆に
辛すぎてダメ。
ほどほどの辛みでいいという方は
おろしたあと
すぐに加熱(10分程度)することで
加熱前より2倍程甘みが増します。
ただ
ビタミンCなどの栄養素も
半減してしまうので
ご留意を。
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イソチオシアネートはどこにいく?
体に入ったイソチオシアネートは
血液を介して全身を巡ります。
そのため、
あらゆる臓器のガンに届く可能性があります。
イソチオシアネートはITCsで示されています。
図は以下の論文より引用
Mol Nutr Food Res.
2018 Sep; 62(18): 1701069.
doi: 10.1002/mnfr.201701069
まとめ
もういちど
まとめると
抗がん作用をもった
イソチオシアネートを効率よく摂取するには
この時期
大根の先端(根元のほう)を
激しくすりおろしとたくさん辛み成分
イソチオシアネートが出てきます。
みぞれ鍋(雪鍋)をするついでに
生の大根おろしも
食べちゃえば
大根の甘味も
辛みも堪能できます。
私も早速
大根を買ってきました。
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今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
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