2012年イタリアで
ソルビトールを大量摂取した女性が
亡くなったと報道されました。
ソルビトールは身近な糖質です。
化粧品にも使われています。
ソルビトールは
イチゴ、サクランボやプルーンなど果物にも
含まれている天然成分です。
cherry
また干し芋の白いつぶつぶも
ソルビトール、ショ糖、果糖からできています。
ソルビトールは安全？危険？
ソルビトールには2種類ある
ソルビトールには大きく2種類あります。
天然と合成です。
天然のソルビトールはりんご、イチゴなどの
果実に含まれています。
リンゴの蜜の部分は
ソルビトールでできています。
そのため、
「ソルビトールは安全」といわれています。
実は
食品に添加されているソルビトールと
天然のソルビトールは全然違います。
食品に添加されているソルビトールは
合成された糖質です。
天然のソルビトールを抽出して、
使っていたのでは
コストがかかって仕方がありません。
そこで
ブドウ糖に、無理やり
水素をつけて
使いやすいソルビトールを作っています。
その際に触媒として
金属のニッケルを使っています。
つまり、
ソルビトールは天然の糖質ですが、
食品や化粧品で
私たちが普段接している
ソルビトールは合成です。
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ソルビトールが死亡原因？
2012年3月24日に
イタリアにて
ソルビトールを大量に摂取した女性が死亡したと
報道されました。
しかし
その一か月後
イタリアの捜査官は
「亜硝酸ナトリウムと
ソルビトールとが取り間違えられたのではないか」
と報じました。
イタリアのソルビトール生産会社である当時のカーギル社は
以下のコメントをサイトに載せました。
「イタリア保健省が、
女性の死亡原因は、
ソルビトールではなく
亜硝酸ナトリウムであると声明した」
結局
真偽のほどはわかりませんでした。
ソルビトールの少量の摂取であれば
問題はないでしょう。
ただし、
長期的には
ある臓器に影響し始めます。
（詳細は以下）
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化粧品のソルビトールは安全？
化粧品では、
このソルビトールを
保湿成分として使っています。
だから
化粧水をつけても
肌がパサパサしないでしょ。
ソルビトールは
食品添加物として
もう半世紀以上使われています。
化粧品として
用いても安全です。
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ソルビトールでお腹が痛くなる
腸が貧弱になると
皮膚も弱り始めます。
便秘が続くと
肌荒れが起こる人がいます。
腸と肌は密接に関係しています。
最近の研究では
ソルビトールの長期摂取が
腸内環境を貧弱にすることがわかってきました。
少量であれば
ソルビトール摂取は
まったく影響しません。
しかし
ソルビトールの大量摂取は
腸に影響することから
お腹がいたくなったり、
水っぽい便になったり、
ひどい場合には
下痢になります。
ソルビトールは
身体には吸収しませんが、
腸内の水分量を変化させてしまい、
腸の細胞の機能を低下させてしまうのです。
ソルビトールのもつ保水作用が
腸に影響を及ぼすのです。
そのため、
水分がうまく吸収できず、
下痢としてでてきます。
人によって
ソルビトールの摂取する量の閾値が違います。
私の友人は「ソルビトール入りのガム」をかんだだけでも
下痢になります。
彼はキシリトールもダメです。
実際に、
ソルビトールは
下剤として使われています。
D-ソルビトール経口液75％「コーワ」.
主成分：D-ソルビトール（D-Sorbitol）
協和株式会社
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ソルビトールのまとめ
少量のソルビトールは安全です。
ただし
ソルビトールは下剤としても使われているため、
一日摂取量は少なくしましょう。
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