「頭や記憶を良くする食べ物」がわかりました。
なんや!
そのカギは
「乳酸菌」が握っています。
乳酸や酢酸のような
「酸っぱいもの」自体が身体によいことは
以前から言われていました。
最新の研究でも
同じことがわかってきました。
物忘れが多い方
認知症が不安な方
子供にそれとなく食べさせるなど
夏場に向けて
酸っぱいものを毎日少しずつとる
工夫をしましょう。
どうやって?
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記憶の良いマウスにいた腸内細菌
最新の研究では
29種類の別々の系統のマウスを準備しました。
Genetic and metabolic links
between the murine microbiome and memory
Microbiome volume 8: 53 (2020)
そして
それぞれについて
同じ記憶テストを行います。
29種類のマウスの系統によって
若干
記憶力・頭の良さが違っていました。
この事実を利用して
次に
これらの29種類のマウスの
腸にいる細菌を検査しました。
記憶力のよかったマウスの系統には
どんな種類の腸内細菌が多かったのか?
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記憶の良いマウスには乳酸菌が多かった
そこで分かった事は
記憶力の高いネズミは
腸内に「乳酸菌」が多かったと言うことです。
一方、
記憶力のあまり良くなかったネズミに
「乳酸」を直接与えると
記憶力がアップしたと言うことです。
以上はネズミでの実験ですが
同じ哺乳類である人でも
ある程度は相関があると思います。
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乳酸をつくる2種類の腸内細菌
「乳酸」は
大きく2種類の乳酸菌たちがつくっています。
ラクトバチルス属と
ビフィドバクテリウス属です。
この2種類が
米やデンプンなどの糖質を
分解して「乳酸」を作ることができます。
記憶力の良いマウスに多かった腸内細菌は
ラクトバチルス属です。
ビフィドバクテリウス属とは
難しい言葉ですが
簡単に言えば
「ビフィズス菌」です。
ビフィズス菌は
酢酸と乳酸を放出し、
腸内を酸性にすることが知られています。
腸がやや酸っぱい環境になることで
悪玉菌が増えるのを防いだり
蠕動運動が活発になると言われています。
つまり
乳酸をつくる腸内細菌たちが
多くいる子供は
脳もクリクリとはたらき
記憶力もよいと思われます。
ミルク飲むぞー!
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乳酸がどうして脳を良くするの?
乳酸菌によって作られた
「乳酸」が
腸内から血液にのって、
脳に到達します。
脳の血管には
脳内へ容易にはいることができないように
がっちりとバリア―があります。
これを「血液脳関門」といいます。
「乳酸」は
この関門を通過することができるのです。
他にも
乳酸は
腸管に伸びている
神経の末端から
脳内へと取り込まれる可能性も
あると思います。
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日常で乳酸菌を摂るにはどうしたらよいの?
簡単に乳酸菌を摂れる製品を2つご紹介します。
1つ目は
約1年前の2019年10月1日から発売されている
「乳酸菌飲料ヤクルト1000」がお勧めです。
https://www.yakult.co.jp/products/item0345.html
乳酸菌による腸内環境の改善は
もちろんですが
それに加えて
「ストレス緩和」
「睡眠の質向上」
が機能として表示されています。
これまでのヤクルトは
1本あたり
300億程度の乳酸菌でした。
今回のヤクルト1000は
乳酸菌の数が1000億個入っています。
そのためネーミングは1000です。
つまり
これまでのヤクルトの3倍
生の乳酸菌が入っています。
しかし
乳酸菌は腸にとどまらないため、
あくまでも
一時的な腸内環境の改善でしかありません。
糖質が1本あたり
14.1グラム入っています。
糖質としては
砂糖、ブドウ糖果糖液糖が入っています。
乳酸菌は本来すっぱいため
これだけの甘味を
入れる必要があったのでしょう。
人工甘味料の表記はありません。
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2つ目のご紹介は
メイトーのヨーグルトです。
メイトーの乳酸菌と
ヤクルトの乳酸菌との一番の違いは
腸内に定着するかしないかです。
メイトーのヨーグルトに使われている
LKM512という種類の乳酸菌は
強い酸性状態でも
生き残れるため、
腸で増殖することができます。
同じ乳酸菌といっても
いろいろと
性質が違うのです。
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