マイクロバイオームと言うと
最近は
腸の細菌たちの話題が多いですが、
今回の記事はちがいます。
土壌のマイクロバイオームです。
無農薬・無肥料の野菜や果物を
見ることが多くなって気ました。
しかしまだまだ
希少な食材です。
多くは大量にこれまで通りの方法で
作られていると思います。
・
・
・
同じトマトでも味が違うわけ
例えば今朝食べた
トマトやレタスまた卵などは
おそらく50年前の
トマトやレタス、卵とは成分が異なっているはずです。
特に
動物はすべて植物から栄養や取っています。
動物は植物なしでは生きていけません。
そして植物は土から栄養を吸収します。
その土が農薬や肥料を多く使うことで
成分が大きく変化します。
すると土から栄養を吸収している
植物の成分も当然変わってきます。
これまで土壌分析会社は
土の窒素や酸素、金属などを
科学的な分析していました。
・
・
・
これまでの会社となにがちがうの?
数年前から出始めた土壌分析会社では
土の中に住んでいる
微生物の構成を調べるのです。
どのくらい土が豊かなのか
どれくらいの微生物が種類・量的に住んでいるのかを
視覚化してくれるのです。
この土壌分析会社の一つに
アメリカで起業した
バイオームメーカー(Biome Makers)があります。
技術的には最近進んできた遺伝子を
高速に読み取る技術を応用しています。
そして
そのデータをもとに
どのような植物を植えたらいいのか
または
どのような肥料を与えたら良いのか
もしくは
肥料を与えないほうがいいのか
などを提案する会社です。
わたしは以前
カボチャを作ったことがあるのですが、
「めしべ」しか咲かずに
結局一つもカボチャはできませんでした。
土が極端に酸性かアルカリ性かに
偏っていたんだと思います。
無農薬・無肥料リンゴを作った
青森のリンゴの木村秋則さんは
無農薬・無肥料リンゴは
土がすべてだと言っています。
そのために土を食べて確かめるそうです。
・
・
・
土の状態を見える化するサービスは必要か?
農家さんは土の状態が見えれば
土を食べる必要がありません。
バイオームメーカー(Biome Makers)が
2019年7月に
約4億2600億円のベンチャー資金を獲得しました。
それだけ市場規模がある上に
期待されているということです。
この会社を作った
CEOのアドリアン・フェレロさん(Adrián Ferrero)と
CSOのアルバート・アセドさん(Alberto Acedo)は
以前にデジタルヘルスケアの会社を立ち上げ、
成功しています。
農作物を作る際にも
土のマイクロバイオームに着目し
より効率的に良い作物を作っていく会社です。
生産性を上げるためだけに
農薬や肥料をやみくもに与えていた
生産体制が変わってくると思います。
もちろん
そこからできる作物の味も変わるはずです。
食べてみたいです。
豊かな土からできた
野菜や穀物をたべると
身体やこころにも
きっと良い影響が出てくると思います。
今日もありがとうございました。
みそしるが出ていれば
一押しお願いします。