堀ちえみさんの
口腔癌(左舌扁平上皮癌)公表の
ブログを読んでいて
泣きそうになりました。
hori-day
https://ameblo.jp/horichiemi-official/
診断までの道のり、
子供たちへの報告、
そして
治療法の選択。
少しでも
堀ちえみさんの
希望につながるようにと
「光免疫療法」の
口腔がんへの研究を調べました。
口腔がんへも
光免疫療法の応用が進んでいます。
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光免疫療法とは
光免疫療法とは
ザックリとだけ。
光免疫療法の現状は
以下のサイトをご覧ください。
光免疫療法では
2段階でガン細胞をたたきます。
一度目は
近赤外線で
ガン細胞をたたきます。
これは
数分から数十分で効果が現れます。
二度目は
この破壊されたガン細胞の断片を
身体の免疫システムが感知して
のこったガン細胞に攻撃をはじめます。
そして
うまくいけば
ガン細胞が絶滅して
完治します。
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光免疫療法の口腔がんへの効果
現在、頭頚部ガンに対する
治験が進んでいます。
2017年の論文です。
マウスレベルですが、
研究は行われています。
Mol Cancer Res. 2017
doi: 10.1158/1541-7786.MCR-17-0333.
Syngeneic Mouse Models of Oral Cancer
Are Effectively Targeted
by Anti-CD44-Based NIR-PIT.
「CD44抗体を利用した
光免疫療法による口腔がんへの効果」
まず
口腔がんに対しては
現在治験が行われている方法
と同じ方法では
効果が見込めません。
現在の光免疫療法の対象である
頭頚部ガンに対しては
「上皮成長因子受容体」に対する抗体を
用いています。
この部分を
抗CD44抗体におきかえて、
抗CD44抗体を結合させた光感受体を
利用します。
あとは
頭頚部ガンと同じ仕組みで
ガン細胞が
破壊されることが期待されます。
論文では
口腔がんマウスモデルを用いています。
効果的に
口腔ガンを標的とできるという趣旨の論文です。
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CD44とはなに?
CD44とは
細胞外にでた接着分子です。
なにと接着するかというと
ムコ多糖の一種、ヒアルロン酸などと結合します。
簡単にいうと
CD44を介して
細胞同士がコミュニケーションをとります。
なかでも
ガン細胞表面には
CD44が強く発現しており、
ガンの増殖・転移などに関わっています。
舌がんでも
CD44の発現が認められ、
これが
舌がんの増殖にかかわっていると考えられます。
そこを
光免疫療法ではターゲットとします。
光免疫療法では
抗体を使って
CD44を抑え込むターゲットと
するのではありません。
CD44を目印分子として
そこに抗体を結合させることが目的です。
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今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
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