クモ膜下出血
Subarachnoid hemorrhage
略して ザ―と言います(SAH)。
認知症の原因として
大きく二つあります。
「神経変性」と
「血管障害」です。
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血管障害は
さらに分けることができます。
血管が破れて出血するタイプと
血管が詰まってしまうタイプです。
クモ膜下出血は
前者の血管が破れて
出血するタイプです。
また破れる場所により
呼び方が違います。
くも膜下の血管が
破裂した場合には
クモ膜下出血です。
脳は液体の中で浮かんだ状態です。
そのために、
くも膜下の血管が破裂すると
ドンドンと血液が流れ出て
なかなか止まりません。
早急に対処しないと
血圧低下がおこり、
命にかかわります。
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また
ジワジワと
出血していた場合でも
血の塊(血腫)ができ
その周辺の脳組織が圧迫され
様々な神経症状が出始めます。
ただ、
早急に対処すれば
その後
後遺症も残さず
回復する可能性も十分あります。
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以下、
実際に罹患した芸能人の方を調べてみました。
(以下敬省略)
米良美一(めらよしかず、1971年5月21日-)。
日本の歌手。
2014年12月8日、
意識不明の状態で発見され、
救急搬送されます。
くも膜下出血と診断されて緊急手術。
現在は仕事に復帰されています。
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星野源(ほしのげん、1981年1月28日- )。
日本のシンガーソングライター、俳優、文筆家。
2012年の12月に、
体調不良で病院を受診したところ
診断されたのがくも膜下出血でした。
現在も精力的に仕事をされています。
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KEIKO(ケイコ、1972年8月18日 – )。
日本の歌手
2011年の10月に、
夕方から首の後ろに激痛が走り立つことすらできなくなってしまっていました。
日中から体調不良がおこり、
横になっていたKEIKOさんの様子を見て、
夫の小室哲哉さんが救急車を呼び、
病院で診てもらったところくも膜下出血と診断されます。
記憶障害が出ていたと
小室さんが以前はなされていましたが、
最近では歌も歌えるほど回復されています。
2017年年8月に
小室哲哉さんのインスタをフォローすると
最近のKEIKO元気な歌声を
聞くことができます。
小室哲哉さんのインスタ
https://www.instagram.com/tk19581127/?hl=ja
2017年8月15日アップのKEIKOの元気な歌声
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シャロン・ストーン(Sharon Stone, 1958年3月10日 – )。
アメリカ合衆国の女優。
2001年、激痛から即、入院。
9日間集中治療室にはいる。
その後
2年間歩行訓練と話す訓練をした。
現在も元気に活躍されています。
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ブレット・マイケルズ(Bret Michaels、1963年3月15日 – )。
アメリカ合衆国のミュージシャン、俳優。
ロックバンドポイズンのヴォーカリスト。
2010年に
頭をピストルで撃たれたかと
間違うほどの激痛が襲う。
(本人談)
手術をされ、
現在も精力的に仕事をされています。
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以下の方は
脳ではなく
お腹ですが、
やはり「動脈瘤」が破裂して
それが原因で亡くなっています。
アルベルト・アインシュタイン
(Albert Einstein、
1879年3月14日 – 1955年4月18日)
ドイツ生まれの理論物理学者。
1955年4月11日、
核兵器の廃絶や戦争の根絶、科学技術の平和利用などを
世界各国に訴える内容のラッセル=アインシュタイン宣言に署名する。
4月13日、建国7周年を迎える
イスラエルと同国国民へ寄せるラジオ放送に関する打ち合わせ後、
心臓付近の痛みに倒れる。
(腹部動脈瘤の破裂
アインシュタインの項目はウィキペディアより引用。
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脳内出血が原因で
認知症を発症する方も多いのですが、
以前に比べると
診断技術の進歩
食事療法によって
認知症の原因に占める
相対数は減ってきました。
逆に
増えてきているのが
神経変性を原因とする認知症です。
なんとかしないと・・・。
(-_-)
今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
次世代には
認知症で苦労する人や
介護する人を少なくしたい。
「あなたから認知症予防を」をスローガンに
「研究」と同時にこのブログでコツコツと活動をしています。