塩酒粕には大きく3つの効果があります。
1 料理の味に「深み」がでる
2 腸内環境が整う
3 肌にツヤと潤いがでる
塩酒粕には「おいしさの素」が
たくさん含まれているからです。
アミノ酸に、糖質たちです。
さらに塩酒粕には
酒造りの工程で麹、酵母が
たくさん使われ、
そのまま酒粕に含まれています。
また酒粕には食物繊維が多く、
腸内細菌たちはエサが多く、
大喜びと言うわけです。
3つの目の「肌への効果」は
私の5年間の経験に基づくものです。(^-^)
しっかりと最近の研究で「塩酒粕の肌への効果」も
明らかになりました。
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発酵食品の1つ「塩酒粕」
いきなりですが、
パーキンソン病・レビー小体型認知症の
初期の症状と病変は腸にでます。
以前
腸内環境を整える方法を紹介しましたが、
発酵食品は特にすぐれています。
発酵食品には
多彩な微生物がわんさかと
含まれているからです。
甘酒は
甘くておいしいのですが、
めんどくさがり屋の私は
もっと簡単で
身体にやさしい発酵食品を探していました。
さっそく作ったのが
表紙の画像の赤矢印の部分です。
塩酒粕です。
「塩酒粕」
個人的には「酒粕ペースト」とも呼んでいます。
作り方は実に簡単です。
1 酒粕を適度な大きさにちぎります。
2 適度な塩辛い塩水にいれ、
3 クツクツと温めていきます。
80度からはアルコールが飛んでいきます。
以上。
しかも
冷蔵庫で一カ月も大丈夫。
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塩酒粕はなぜおいしい?
酒粕には多くの微生物が生きています。
甘酒にいれて食べたのですが、
コクがでて美味しい。
酒かすを使った料理は
とってもコクと旨みがでます。
酒かすが美味しいわけは
旨味のもとである
「アミノ酸が豊富」に含まれているからです。
「米」本来のアミノ酸成分に加え、
酒粕の中の菌や微生物の発酵によって
新たにうまみ成分が生み出されのです。
つまり
食材の旨味成分と
発酵によってさらに旨み成分がプラスされ、
相乗効果でうまみが格段にアップします。
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塩酒粕の成分
ビタミンB群やナイアシンなども含まれています。
食物繊維は
ごぼうに匹敵するほどの量があります。
日本食品標準成分表より引用
酒粕の栄養成分
食物繊維 | 5,200 | ナイアシン | 2 |
ビタミンB1 | 0.03 | パントテン酸 | 0.48 |
ビタミンB1 | 0.26 | ナトリウム | 5 |
ビタミンB1 | 0.94 | カリウム | 28 |
葉酸 | 0.17 | カルシウム | 8 |
亜鉛 | 2.3 | マグネシウム | 9 |
炭水化物 | 23.8 | リン | 8 |
脂質 | 1,500 | 鉄 | 0.8 |
タンパク質 | 14,900 | 銅 | 0.39 |
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酒粕は日本酒を絞った残りです。
でも酒「カス」というには
もったいないほどの栄養を
たくさん含んだ食材です。
毎日、野菜をとるように
酒粕も毎日の食事で
たっぷり取ると
腸内環境も多様性を持ち
グングンと健全になっていきます。
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塩酒粕の欠点
面白いことに
日本酒の銘柄によって
酒粕には違いがあります。
蔵元ごとに
酒の味が違うように
酒蔵からでてくる酒粕ももちろん違います。
同じ蔵元であっても
季節、酒造年度や桶ごとによっても
違いが出ます。
このことが逆にいえば
「酒粕」といっても同じではないのです。
つまり塩酒粕の効果といっても
酒粕によって違いが出てしまいます。
これは
発酵食品全般に言えることですが、
効果が一律でないことは
欠点となってしまいます。
キレが悪い=>効果があいまい。
キレが鋭い=>効果が強すぎる。
体調を見ながら
自分にあった使い方を見つけ出す必要があるのです。
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塩酒粕の「効果」のまとめ
酒粕はもともと
米から作られていますから、
植物性のアミノ酸もたっぷり入っています。
さらに発酵することで、
うまみがアップしているのです。
酒粕は
酒蔵さんから生まれたすぐれた発酵食品です。
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あなたの地元の
酒粕を使って
塩酒粕をためしてみてください。
毎日、料理に加えることで
腸内環境が整ってきます。
すでになんらかの疾患をお持ちの方は
症状も徐々に緩和することが期待できます。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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