学会で千葉に来ています。
アジア、アメリカ、ヨーロッパからも
たくさん人がきています。
まるで国際学会のような雰囲気です。
いろいろな発表内容聞いているのですが、
面白いと感じた物を一つ。
砂糖に関してです。
子供の発達期に
砂糖を多くとると
記憶や認知機能に影響を及ぼす
という結果が出ていました。
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実験では、子供のマウスに
砂糖水もしくはコーンスターチを
2カ月間食べ物に混ぜて与えていました。
ヒトで言うと
食べ物すべてに
砂糖を振りかけて食べている感じです。
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もう少し、
日常に近いとすれば
コーラやジュースを
2カ月間だけ
1リットルほどを
毎日ガブガブと飲む感じです。
結果は
多動、認知機能(空間記憶力)の低下、
そして
脳内では
慢性炎症が起こっていました。
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注意欠如多動性障害
(ADHD)に似た状況だと
発表者の方は言っていました。
砂糖の過剰摂取によって
炎症性の物質が脳内で分泌されます。
どうやら
それが神経機能を徐々に
麻痺させていくというです。
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私たちも
以前、
大人のマウスに
3カ月間
砂糖水を与えたことがあります。
先ほどの実験と同様の傾向でした。
砂糖水をあたえたマウス群だけが
ピョンピョンと「多動」になるのが気になりました。
特に
2ヶ月以降に
ピョンピョン度合いが
すごかったのです。
私たちの場合には
水の代わりに
2%の砂糖水を与えていました。
同時に
2%の麦芽糖
2%のトレハロースのマウス群も
実験していましたが、
こちらは
特に、
行動上変化はありませんでした。
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砂糖水は
確実に
神経系に影響を与えます。
特に、
子供の発達期に
砂糖水を過剰に取っていると
その後の人生にも影響すると思います。
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自然界では
甘いものは
砂糖だけではありません。
果物、
牛乳(乳糖)は甘い糖質の仲間です。
甘酒、みりん、ヨーグルトなどの発酵食品には
オリゴ糖など
たくさんの種類の糖が入っています。
精製された砂糖を摂る代わりに
天然の糖質に変えるだけで、
慢性炎症は抑えられます。
すると
慢性炎症を
原因としている
あらゆる病気が少なくなってきます。
認知症も
糖尿病も
アレルギーも減ります。
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今日は
私の発表です。
パーキンソン病や
ハンチントン病に関してです。
ただ、
今回はかなりマニアック(オタク?)な分野なので
また機会があれば
ここに記事を書きます。
どんな出会いがあるか
楽しみです。
今日の記事はここまで。
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次世代には
認知症で苦労する人や
介護する人を少なくしたい。
「あなたから認知症予防を」をスローガンに
「研究」と同時にこのブログでコツコツと活動をしています。
みそしる一押しお願いします。
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