ビール以外に イソアルファー酸 を含む食品はあるの? 食事から 慢性炎症 を予防.


ビールのホップに含まれている
イソα酸(イソアルファー酸)が
認知症の予防・改善効果を
持つことが示されています。
(詳細は以下)

ワインに含まれるポリフェノールが
認知症予防・改善効果を持つことは
以前から知られていました。

私も含め、
ビール好きにとっては
ビールにも
認知症予防・改善効果があるとは嬉しい。
(゚∀゚)

では、
イソアルファー酸を
多く含む食品はビール以外にもあるの?
調べてみました。

順にみていきましょう。



ビールの祭典

先週は
オクトーバフェストに行ってきました。
オクトーバフェストはビールの祭典です。

ビール好き、
ソーセージ好きにとっては極楽です。



キリンホールディングスの健康技術研究所は
東京大学と学習院大学との共同研究によって、
以下を報告しました。

Iso-alpha-acids, Bitter Components of Beer, Prevent
Inflammation and Cognitive Decline Induced in a Mouse
Model of Alzheimer’s Disease.

ビールに含まれる「イソα酸」は、
アルツハイマー病モデルマウスの
脳内の炎症と認知機能低下を防ぐ
JBC 292, 3720–3728 (2017〉



どうしてビールに認知症予防効果があるのでしょうか?

ビールに含まれるイソアルファー酸が
アミロイドベータの排出をアップ
するからです。

脳のゴミを排出する3つのルート



イソアルファー酸は
以前に
グラム陽性菌に対して増殖抑制(抗菌作用)が
示されていました

今回の研究では
アルツハイマー病モデルマウスをつかって、
アルツハイマー病の原因物質(βアミロイド量)と
サイトカインなどの炎症物質を測定しています。

また
脳内の老廃物を除去する
ミクログリアの活性化状態を評価しています。



結果として
イソα酸投与群では
コントロールと比較して
脳内のβアミロイドの量が有意に減少しました。


左がコントロール
右がイソアルファー酸を与えた
アルツハイマー病モデルマウスの脳内。
茶色い「しみ、脳のごみ」が
イソアルファー酸投与により減っている。

また
脳内の炎症が抑えられました。

そのメカニズムとして
脳内の掃除を担当する
ミクログリアが頑張っていたのです。
ミクログリアの老廃物除去能がアップしていたのです。

また
行動試験をしたところ、
認知機能が有意に改善していました。

以上の結果により、
イソα酸は
脳内の老廃物を除去する
ミクログリアを
活性化することで
アルツハイマー病の進行を抑制する
効果が
あることが示唆されました。



では実際に、
ビールをどれだけ飲めばいいの?

今回のマウス実験では
15-48 mgを与えて、
効果を見ています。

実際に350 mLのビールや
ノンアルコールビールには
イソアルファー酸が
約10~30ppm程度含まれています。

特に
たくさんホップを利用している
「クラフトビール」は
総じて含有量が高い。

ということは
各地方で作っている
地元のクラフトビールがおすすめです。

イソα酸の摂取による
ヒトの脳活動への作用も検証しています。

実際には
50―70代の男女25人に
グラス1杯分程度(180 ml)の
イソα酸を含むノンアルコール飲料

1日1回
4週間にわたって摂取してもらったそうです。
そして
脳活動の変化をfMRIで測定しました。
特に高齢者ほど効果があったそうです。

参考 キリンビール
http://www.kirin.co.jp/company/news/2016/1128_03.html



ビール以外にイソアルファー酸を多く含む食品はあるの?

ビールの製造中に加えた
ホップのイソα酸(フムロン類)が
沸騰することにより
イソフムロン類に変化します。

これが
ビールの「苦味」と「香り」のもとになります。

残念ながら
ビールのホップ以外に
イソアルファー酸は含まれていません。



では苦みが認知症に効果があるの?

苦味は英語でbitter、ビター。
「ビター」チョコレートのビターです。

コーヒーにも苦味があります。
成分はカフェインです。

苦味は化学構造上大きく、
以下3つに分類できます。

アルカロイド類
テルペン類
配糖
体です。

苦味があると身体は「毒」だと判断します。

そのために、
身体からすぐに
排出しようとします。

コーヒーを飲むと
トイレにすぐ行きたくなるでしょ。

カフェインの効果です。
身体から排出(利尿効果)するためです。



イソアルファー酸のフムロン類だけでなく、
アルカロイド系の
カフェインやニコチンも苦み成分です。

お茶に含まれるタンニンや
ワインに含まれるポリフェノールも
苦み成分です。

オレンジの表皮のノビレチンといった
フラボノイド類(ポリフェノール)も
苦み成分です。

すでにこれらは認知症予防効果や
慢性炎症予防効果が報告されています。

すべての苦み成分が
認知症予防効果を示すかどうかはわかりません。
まだ
明らかにされていないものの方が多いと思います。

ただ、
上述した複数の苦み成分には
「身体から排出を促す」という
共通の排毒作用があると思います。



まとめ

ビールの苦味成分イソアルファー酸は
脳内の掃除機能をもった
ミクログリアに働きかけて
慢性炎症を防ぎます。

同時に
老人斑などの異常分子も掃除します。

お茶、抹茶、コーヒーやオレンジの皮などいずれも
苦み成分を含んでいます。

そして
認知機能の改善や
予防効果が既に報告されています。



ビールにこだわらず
お好きな飲み物・食べ物から
苦み成分を少量摂ると
脳内の異常分子の排出が促される可能性が高い
です。

40歳を超えると
認知症予防には
苦いものを毎日少し摂ろう。
身体の排出能力がアップします。



今回は大好きなビールの話だったので
長くなってしまいました。
(^-^)


今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

次世代には
認知症で苦労する人や
介護する人を少なくしたい。

「あなたから認知症予防を」をスローガンに
「研究」と同時にこのブログでコツコツと活動をしています。

みそしる一押しお願いします。

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