最終更新日: 2021.07.31

カレーで認知症予防は 男性に効果あり

夏こそカレー。

あんた年中、カレーやん。

季節でカレーの「具」が違う!

しかも
カレーは頭・脳にも良いです。
インドでは認知症患者さんも少ないし!
(以下詳細)

カレーの黄色成分、
「ウコン・ターメリック」が
この効果を発揮しています。

では実際に
どの程度カレーを
食べればいいのでしょうか?

インドは認知症率が低い

インドの認知症情報を
調べるにあたって
参考にしたものは
2つの資料です。

「認知症インド報告書2010」
「Towards a Dementia-Friendly India」
2019年の論文です。
Indian J Psychol Medv.41; 2019

筆頭著者が
認知症の専門です。
所属している大学は
ラジャジリパブリックスクールです。


インド西側に位置します。

もう1つの資料は
「THE DEMENTIA INDIA REPORT 2010」
The Alzheimer’s and
Related Disorders Society of India
(ARDSI)という
NPO団体から出版されています。

結果として
認知症患者さんは推定
インド国内で
400万人ほどで、
日本と同じ程度でした。

でも
人口を考えると
日本は
約1億人に対して、
インドは12億人と
約11倍の人がいます。

このことを考えると
インドは認知症が
約11分の1少ない

別の資料をみても
70歳以上の認知症率は
アメリカの4分の1だそうです。

Apolipoprotein E polymorphism
and Alzheimer disease:
The Indo-US Cross
-National Dementia Study
Arch Neurol 57 824 (2000)



カレーをどの程度食べれば効果あり?


シンガポールの研究者が
行った研究では、
アジアの国だけに限って
「カレーの消費量」と
「認知症」の関係を見ています。

Curry consumption and
cognitive function in the elderly
American J Epidemiol. 164 898 (2006)

その研究によれば
60歳から93歳の人たち
1,010人を対象にしています。

3つのグループに分けました。

カレーをよく食べる
(一カ月に一回以上)。

カレーを時々食べる
(6カ月に一回以上)。

カレーはほとんど食べない
(6カ月に一回もしくはゼロ)。

カレーをよく食べる
(オレンジ)、
時々食べるグループ
(黄色)が
全く食べないグループ
(白)よりも
認知症検査(MMSE)をおこなった結果、
スコアが良かったそうです。

特に男性は
カレー効果が大きいです。

つまり、
半年に2回以上
カレーを食べていれば
認知症リスクが低くなるようです。

簡単に言うと

カレーを3か月に1回食べると
認知症予防につながる可能性あり。
特に男性

ちなみに、
頻繁にカレーを食べれば
スコアがいいというわけでは
ありませんでした。



インドの認知症以外の疾患

インドに話をもどすと
認知症率は
低いけど、
血管障害が多いそうです。

南北の地域格差が大きく
平均寿命が67歳です。

しかし
ここ10年で
5歳も平均寿命が延びているそうです。

衛生状態、
栄養状態、
経済状態が
ぐんぐんとよくなっている
結果でしょう。

今日もありがとうございました。
みそしるが出ていれば
一押しお願いします。


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