最終更新日: 2021.07.11

オートファジーでいつから痩せる?

オートファジ―は
「空腹を感じているとき」
働き始めます。

空腹を感じているとき
つまり
脳の中の神経細胞が
体内に栄養が少なくなってるよ!と
合図をだしているのです。

では
空腹を感じているときに
からだ全体で
オートファジ―が起こっているのでしょうか?

実は起こりやすい臓器や細胞があるのです。
このことを踏まえて
効果的に痩せることができます。

オートファジ―の種類

実は普段からジワジワと
すべての細胞で
オートファジ―は起こっています。

実はオートファジーには2種類あります。

「常に起こっているオートファジ―」と
「状況に応じて活性化するオートファジ―」です。
「恒常型オートファジー」
「活性型オートファジー」といってもいいかもしれません。

食後お腹が空いた時に起こる
オートファジーは後者の方
「活性型オートファジー」です。



オートファジ―を起こしやすい臓器は?

私は実験でネズミを使います。
ヒトもネズミも
オートファジー活性化の点ではおなじです。

ネズミを
48時間、絶食状態に置き、
かわいそうですが
その後、解剖をします。

するとオートファジ―の起こっている臓器が
よくわかります。
1番目立つのは「肝臓」です。
次いで「筋肉」です。
次いで「脂肪」です。

この3つの臓器が最も
オートファジ―を起こしやすいです。



オートファジ―と筋肉

筋肉の中にも2つ種類があります。
「横紋筋」と「平滑筋」と言います。
例えば
太ももなどは「横紋筋」で出きており
自分の意識で動かすことができます。

一方
「平滑筋」は腸や心臓などの筋肉です。
こちらは自分の意思では
あまり動かすことができません。
1部例外はあります。

オートファジ―を起こしやすいのは
「横紋筋」の方です。



オートファジーと脂肪

空腹状態では
筋肉に次いで脂肪でも
オートファジーが起こります。

脂肪細胞がもっている「脂肪」を分解して
栄養を作り出しているのです。

つまり
脂肪が燃焼されているということです。

オートファジーを生かすには
空腹を感じてから
食事をする。
その際には
タンパク質、食物繊維をまず摂ります
筋肉に栄養(タンパク質)を回すためです。
食物繊維は基本消化しにくため
血糖値の上昇を抑えるためです。

「脂肪分、炭水化物」をたべるのは
その後です。



オートファジ―が起こらない臓器は?

肝臓も筋肉も栄養源を蓄えては
どんどんと消費するために
オートファジ―が
比較的他の臓器に比べて
活発なのでしょう。

一方
飢餓状態にしても
全くオートファジ―が起こらない臓器もあります。
それは脳の「神経細胞」です。

絶食後48時間たっても全く
オートファジ―は起こっていませんでした。



オートファジ―でいつ痩せるのまとめ

脳以外の全身の臓器や細胞は
栄養がなくなるころ
つまり
「お腹がすいてきたころ」
自らオートファジ―を活性化して
栄養成分を作り出します(特に肝臓、筋肉、脂肪)。

●お腹がすくまで食べない。
●タンパク質、食物繊維から食べる

ダイエットでは当たり前のようですが
オートファジーの点からも
理にかなっています。

神経細胞は
全身から栄養をなんとか
かき集めて
最後の最後まで
オートファジ―は起こさずに
全身に指令を送り続けるのです。

空腹で
オートファジーが
活性化できるのはわかったけど
あんまり
お腹すくと泣いちゃうよ。

今日もありがとうございました。
みそしるが出ていれば
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