オートファジ―は
「空腹を感じているとき」に
働き始めます。
空腹を感じているとき
つまり
脳の中の神経細胞が
体内に栄養が少なくなってるよ!と
合図をだしているのです。
では
空腹を感じているときに
からだ全体で
オートファジ―が起こっているのでしょうか?
実は起こりやすい臓器や細胞があるのです。
このことを踏まえて
効果的に痩せることができます。
オートファジ―の種類
実は普段からジワジワと
すべての細胞で
オートファジ―は起こっています。
実はオートファジーには2種類あります。
「常に起こっているオートファジ―」と
「状況に応じて活性化するオートファジ―」です。
「恒常型オートファジー」と
「活性型オートファジー」といってもいいかもしれません。
食後お腹が空いた時に起こる
オートファジーは後者の方
「活性型オートファジー」です。
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オートファジ―を起こしやすい臓器は?
私は実験でネズミを使います。
ヒトもネズミも
オートファジー活性化の点ではおなじです。
ネズミを
48時間、絶食状態に置き、
かわいそうですが
その後、解剖をします。
するとオートファジ―の起こっている臓器が
よくわかります。
1番目立つのは「肝臓」です。
次いで「筋肉」です。
次いで「脂肪」です。
この3つの臓器が最も
オートファジ―を起こしやすいです。
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オートファジ―と筋肉
筋肉の中にも2つ種類があります。
「横紋筋」と「平滑筋」と言います。
例えば
太ももなどは「横紋筋」で出きており
自分の意識で動かすことができます。
一方
「平滑筋」は腸や心臓などの筋肉です。
こちらは自分の意思では
あまり動かすことができません。
1部例外はあります。
オートファジ―を起こしやすいのは
「横紋筋」の方です。
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オートファジーと脂肪
空腹状態では
筋肉に次いで脂肪でも
オートファジーが起こります。
脂肪細胞がもっている「脂肪」を分解して
栄養を作り出しているのです。
つまり
脂肪が燃焼されているということです。
オートファジーを生かすには
空腹を感じてから
食事をする。
その際には
タンパク質、食物繊維をまず摂ります。
筋肉に栄養(タンパク質)を回すためです。
食物繊維は基本消化しにくため
血糖値の上昇を抑えるためです。
「脂肪分、炭水化物」をたべるのは
その後です。
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オートファジ―が起こらない臓器は?
肝臓も筋肉も栄養源を蓄えては
どんどんと消費するために
オートファジ―が
比較的他の臓器に比べて
活発なのでしょう。
一方
飢餓状態にしても
全くオートファジ―が起こらない臓器もあります。
それは脳の「神経細胞」です。
絶食後48時間たっても全く
オートファジ―は起こっていませんでした。
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オートファジ―でいつ痩せるのまとめ
脳以外の全身の臓器や細胞は
栄養がなくなるころ
つまり
「お腹がすいてきたころ」に
自らオートファジ―を活性化して
栄養成分を作り出します(特に肝臓、筋肉、脂肪)。
●お腹がすくまで食べない。
●タンパク質、食物繊維から食べる
ダイエットでは当たり前のようですが
オートファジーの点からも
理にかなっています。
神経細胞は
全身から栄養をなんとか
かき集めて
最後の最後まで
オートファジ―は起こさずに
全身に指令を送り続けるのです。
空腹で
オートファジーが
活性化できるのはわかったけど
あんまり
お腹すくと泣いちゃうよ。
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