ポリデキストロースも
難消化性デキストリンも「食物繊維」として
多くの商品に含まれています。
ではこの違いは何でしょうか?
「作りかた」
「効果」、
「製品の数」の点で比較しました。
「ポリデキストロース」と「難消化性デキストリン」の違い
どちらも水に溶けやすく
胃では溶けずに
腸まで届くため「食物繊維」に分類されます。
「ポリデキストロース」は
化学的に合成して作られるのに対して
「難消化性デキストリン」は
酵素の力で作られます。
つまり
ポリデキストロースは「人工」食物繊維。
難消化性デキストリンは
とうもろこしなどの
天然のデンプンから
酵素法によって作られる「天然」食物繊維です。
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ポリデキストロースの作り方
ポリデキストロースは
グルコースとソルビトールと
クエン酸を混ぜて作られます。
その後、精製、濃縮、製品化されます。
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難消化性デキストリンの作り方
難消化性デキストリンは
とうもろこしのデンプンを使って作られます。
アミラーゼおよび
グルコアミラーゼという酵素によって
加水分解による過程を経て作られます。
その後、精製、濃縮、製品化されます。
アミラーゼとは唾液にも含まれる酵素で
糖質を分解する酵素です。
ポリデキストロースで使われる「グルコース」も
難消化性デキストリンで使われる「とうもろこしデンプン」も
遺伝子組み換え「とうもろこし」が
原材料だと思って間違いないでしょう。
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ポリデキストロースの効果
ポリデキストロースは
●中性脂肪を抑える
●お腹の調子を整える
●血糖値の上昇を抑える
3つの機能性をもつとして
食品として使われています。
粉末飲料および
栄養補助食品として
使われていますが
品目はそれほど多くありません。
ファイブミニにはポリデキストロースが
入っています。
ポリデキストロースは
ほとんど消化されないため、
カロリーは1キロカロリー。
血糖値を上げることもなく、
特定保健用食品や
機能性表示食品として使われていますが
それほど多くの食品には使われてません。
では、難消化性デキストリンを
見ていきましょう。
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難消化性デキストリンの効果
難消化性デキストリンは
アメリカのFDA (食品医薬品局)が
1日の摂取量は
特に定める必要がないとしています。
安全な食品であると同時に
ほとんど消化される事なく排出されます。
ポリデキストロースと同じく
血糖値を上げることもありません。
多くの特定保健用食品や
機能性表示食品として使われています。
難消化性デキストリンは
Point
●中性脂肪を抑える
●血糖値の上昇を抑える
●お腹の調子を整える
●血圧のサポート
●体脂肪を減らす
●脂肪の消費をサポートする
少なくとも6つの機能性を持っています。
清涼飲料水を始め
粉末飲料やお菓子、
レトルト食品や栄養補助食品など
多数の食品に含まれています。
この点、
圧倒的に難消化性デキストリンの方が
ポリデキストロースよりも多くの食品に使わています。
清涼飲料水で食物繊維配合と書かれていれば
まず間違いなくこの「難消化デキストリン」入りです。
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ポリデキストロースと難消化性デキストリンの違いのまとめ
ポリデキストロースは「人工」食物繊維。
難消化性デキストリンは
とうもろこしなどの
天然のデンプンから
酵素法によって作られる「天然」食物繊維です。
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