金の食パンが焦げてしまいました。
折角、購入したので
食べたいのですが、大丈夫?
以前の記事で
焼き魚の「焦げ」は食べない方が良い。
なぜなら発がん物質
「ニトロソアミン」ができる可能性があるからです。
と書きました。
この場合には
焼き魚は主にタンパク質なので
「タンパク質の炭化」です。
一方、
バンの焦げは
「糖質」が炭化したものです。
タンパク質ではありません。
調べてみました。
金の食パン
以前から2ヶ月に1回程度
イトーヨーカドーで
「金の食パン」を購入しています。
お気に入りです。
私みたいな金パン好きが結構います。
朝パン♬︎パンパパンっ(*’ω’ノノ゙☆
チーズにケチャップだけだけどセブンの金の食パン焼いちゃいました!!ぶあつくてなんかプチ贅沢感!🍞 pic.twitter.com/APdAaR4AeY— にゃろり🍘~✭カーディア (@revonyaro) April 11, 2021
厚切り4枚入りで297円です。
それが
10%オフだったので即購入。
金の食パンを温めたほうがおいしいため
ラボのトースターで焼きました。
もちろんパン専用ではなく
試薬を温めるためのヒーターです。
温度は約200度。
軽く3分ぐらいでいいいいかなぁと
思ってタイマーをセットして
ちょっと席を離れました。
あぁ
(-_-;)
楽しみにしていた
金の食パンが焦げとる。。
この焦げを食べても良いものでしょうか?
調べ中。
・
・
・
パンの焦げに含まれる物質
思ったより早く焦げてしまったのには
パンの中に油成分が入っていたからです。
もう一度「金の食パン」の成分を見ると
バターが入っています。
マーガリンが入っていないため
好んで食べているのですが
バターも立派な脂質です。
それを高温で焼いたために
あっという間に焦げたのでしょう。
一般的に
高温の調理法ほど
体に良くないことがわかっています。
例えば
焼く、炒める、揚げる。
これらの調理法は170度以上に達するため
体にあまり良くありません。
なぜなら
終末糖化産物(AGEs)ができるからです。
難しい言葉ですが、
要するに
糖質がタンパク質や脂質に
ネチャネチャとくっついたものです。
一方、
茹でる、蒸す、煮るは100度を超えないため
体に優しい調理法です。
ということで
調理法の観点からは
今回のパンの焦げは
食べないほうがよさそうです。
・
・
・
焦げたパンの成分2
パンの焦げには
さらに
「アクリルアミド」が含まれる
可能性があるからです。
アクリルアミドは
本来、合成樹脂の原料であり
私は実験でよく使う試薬です。
それがデンプン質の食物を
高温で焼くと
微量ながらできてしまうことがわかりました。
ポテトチップスやフライドポテト
またビスケットやパンなどです。
アミノ酸の1種、アスパラギンと
糖質が加熱されることによって
アミノカルボニル反応が起こります。
その過程で
「アクリルアミド」が出来上がってくるそうです。
ラットやマウスでは
アクリルアミドは
乳腺、甲状腺、子宮に
発がん性が認められます。
また神経毒性があります。
・
・
・
パンとは違う「魚の焦げ」の成分
「焼き魚と大根おろし」の食べ合わせ
「鰻と梅干」」の食べ合わせ
どちらが体に悪いでしょうか?
実は
どちらも発がん物質が
身体でできてしまうのです。
特に「肥料たっぷりの大根」をつかった場合には
「亜硝酸塩」がたっぷりと大根に含まれています。
そこに
焼き魚の焦げにある
「ジメチルアミン」が反応し
強力な発がん物質
「ニトロソアミン」が体内でできるのです。
繰り返します。
魚や肉などの焦げでは
強力な発がん物質、
「ニトロソアミン」ができます。
・
・
・
パンの焦げ「食べても大丈夫?」のまとめ
1,2度だと食べても
全く問題ないでしょうが、
食べない方が良いでしょう。
少し食べたのですが
苦くて美味しくもありません。
焦げたパンの箇所は
金属のスプーンでガリガリすると
取れることもあります。
しかし取れなければ
あきらめましょう。
今日もありがとうございました。
みそしるが出ていれば
一押しお願いします。