最終更新日: 2020.08.31

腸の不調を治す食事 [天然糖が鍵]

腸の不調にもいろいろあり
潰瘍性大腸炎の場合には
「天然糖質」
病態を改善するカギとなります。

残念ながら
潰瘍性大腸炎の原因はわかりませんが
なぜか
ここ数十年で
ドンドンと増加しています。

大腸の炎症を抑えるには
50年前の食生活が
参考になります。

当時多かった食品は
「発酵食品」と「天然糖」です。

特に
玄米には
「腸の炎症」を
和らげる成分が
含まれることがわかってきました。

腸炎が増えている

安倍元首相のこともありますが、
潰瘍性大腸炎を調べて驚きました。

ここ50年間で
すごい増え方です。

潰瘍性大腸炎が増えている

難病情報センターより引用

原因は不明とされていますが
遺伝というより
環境の変化が大きいのではと思います。

環境のなかでも
特に「食生活」
腸や私たちの体に直結します。

食生活の変化で
腸炎が多くなっている
可能性は十分あり得ます。



食生活「昔と今」で異なっているのは?

50年前の食生活と
今の食生活で大きく違っているのは
何でしょうか?

食品添加物が多くなっています。
日本は世界で一番の
食品添加物使用量です。

また
食物繊維が少なくなっています。

食物繊維は天然の糖質の1種で、
約50年前を100%とすると
今は約70%しかとっていません。

特に若い世代になるほど
この傾向がはっきりしており
ほとんど食物繊維を
とってない人もいます。

「白米と玄米」を比べると
玄米には
食物繊維の量の多く含まれています。

食物繊維以外にも
玄米には
白米にはない栄養成分が
たくさん含まれています。

玄米の胚芽部分には
米油がとれるほど油が含まれています。

この米油には、
抗酸化力のあるスーパービタミンE
トコトリエノールや
オリザノール、
フェルラ酸などが入っています。

糖尿病予備軍の人
高脂血症の人には
うれしい成分です。



玄米の米ぬかが腸炎を抑える

以前、
腸内細菌学会に参加しました。

慶応大学からの発表では
玄米の米ぬかを
いくつかの成分に分け
大腸炎のモデルネズミに
投与していました。

その結果
米ぬかが
腸の炎症を抑えていました。

さらに
驚いたのは
米ぬかを与えた
ネズミの「糞便」を
別のネズミに移植すると
その移植先の
ネズミの炎症も抑えられました。

つまり
糞便に含まれる腸内細菌が
腸の炎症を抑えるために働く
ことが推測できます。



腸炎を抑えるのは腸内細菌の分泌物

そこで
さらに解析をすすめたところ
腸内細菌の中の
特に
クロストリジウム目という細菌たちが
分泌した
「トリプトファン代謝物質」
炎症作用を抑えていることがわかりました。



米ぬかが炎症を抑えるメカニズム

この代謝物質が
腸管上皮細胞の「AhRという受容体」に
結合することで
大腸炎を抑制しているようです。

トリプトファン代謝物である
「インドール酢酸」や
「キヌレニン」などが
このメカニズムと同様に
炎症を抑えることは
すでに報告されています。



天然糖質「米」で腸炎を和らげる

米を食べるなら
「玄米」を食べましょう。

ただし
玄米の胚芽には農薬などがたまるため、
できれば
無農薬の玄米をおすすめします。

腸炎の食生活で
忘れてはいけないのは

「毎日の食生活が基本」だということです。

今回の記事では
詳しく触れませんでしたが、
腸管を守っているのは
「ムチン」というネバネバ成分です。

この
ムチンを分解する菌は
食物繊維が大好物です。

食物繊維の豊富な
食事をしていれば
エサとして
腸管のムチンは食べません。

逆に
食物繊維が不足すると
細菌たちは
食べるものがなく、
腸管のムチンを食べ始め、
結果として
腸管の防御機能や
炎症につながってしまいます。

炎症を抑える「油」については
こちらで紹介しています。
もし本屋で見かけたら
手に取ってみてください。

今日もありがとうございました。
みそしるが出ていれば
一押しお願いします。


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