妊娠中の場合には
水銀など重金属のことを考えて
サバより小さい魚がおすすめです。
「さんま」の缶詰には
「さんま水煮」
「さんまの蒲焼」
杉田エース「さんまの味噌煮」
極洋「焼きさんま」
宝幸「さんま味付け」など
種類もたくさんあります。
妊娠中に「さんまの蒲焼」を食べると
さんまの蒲焼を妊娠中に食べると
どのような影響があるのでしょうか
主に2つの成分で見てみます
1つは「さんま」自体の成分
もう一つは「タレ自体」の成分です。
さんまのほうは
青魚のため不飽和脂肪酸
特に
オメガ3が
とても豊富に含まれています
オメガ3は
赤ちゃんの
神経系の発達には欠かせません。
また
私たちの脳や血管なども
油でできているため
この不飽和脂肪酸が
徐々に入れ替わることで
しなやかな血管や神経が
出来上がってきます。
「さんまの蒲焼」のなかでも
「極洋」
「マルハ」
「ニッスイ」の
さんま蒲焼を比較しました。
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さんま蒲焼缶詰の比較
三社のさんま蒲焼の
缶詰を比較したサイトです。
とても参考になりました。
作っている商品は
いずれも「さんま蒲焼」ですが
この中で1社だけ
著者の嗜好に
マッチしたものがあったと言う記事です。
特に
「タレのうま味」をあげており
材料から判断して
「コーンスターチ」が
このおいしさの違いを
生み出しているのではと推測していました。
ただコーンスターチは
とうもろこしからとった
デンプンのことなので
タレのとろみには
ひと役買っていると思いますが
著者が指摘している
「タレのうま味」にどこまで
かかわっているかはわかりません。
タレの「ピリリとした辛み」は
別の香辛料が
入っているのではないかと思います。
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さんま蒲焼の不飽和脂肪酸の量は?
不飽和脂肪酸である
EPAは
「極洋」では 570ミリグラム
「まるは」では 947ミリグラム
「ニッスイ」では 1000ミリグラムです。
1缶(100グラム)の量です。
「ニッスイ」は「極洋」の
およそ2倍のEPAを含んでいるおり驚きました。
もう一つのDHAを見ていくと
「極洋」では 1100ミリグラム
「マルハ」は 2076ミリグラム
「ニッスイ」は 1300ミリグラムです。
ここでは
「マルハ」のDHAが
群を抜いています。
各社の缶詰のEPAとDHAを
単純に合計すると
「マルハ」が約3000ミリグラムの
不飽和脂肪酸を
含んでいることになります。
これは「極洋」の
不飽和脂肪酸のおよそ2倍に当たります。
「マルハ」の缶詰が
おいしいと指摘していましたが
不飽和脂肪酸だけから見ると
「マルハ」は栄養的にも
群を抜いています。
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さんま蒲焼の「タレ」に含まれて甘味は?
次にタレを見ていきます。
3社とも成分は
「糖蜜と砂糖」そして「醤油」です。
あとは
とろみを出すために
「増粘剤」を使っています。
さらに
缶詰の成分表示
「炭水化物」の項目を見てみます。
100グラム当たり
「極洋」では 7.3グラム
「マルハ」は 8.2グラム
「ニッスイ」は 8.4グラムです。
油と砂糖の組み合わせは
人が最も好む組み合わせです。
アイスクリームや
ラーメンなども
油と糖質(砂糖)の組み合わせです。
やみつきになってしまうのです。
「極洋」は
「さんま」と「タレ」ともに
比較的あっさりとした感じです。
それに対して
「マルハ」のさんま蒲焼は
ガッツリとした感じが読み取れます。
「ニッスイ」はその間と
いったところでしょうか。
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さんま蒲焼の糖蜜について
最後に缶詰に含まれている「糖蜜」を
知らなかったので調べてみました。
砂糖を煮詰めて
最終的に残った部分のことで
「廃糖蜜」ともいいます。
製品などに含まれている
この廃糖蜜のことを
単に「糖蜜」と記載することが多く
原材料は「とうもろこし」です
「テンサイ」から作られる廃糖蜜は
特有の匂いがあるために
ほとんど使われないと言うことでした。
ある会社では
黒砂糖と称して
この「糖蜜」を
利用している砂糖もあるそうです。
廃糖蜜は漢字でかくと廃液のようですが
この部分には
ミネラルも多く含まれているため
栄養成分の凝縮と言っても
いいかもしれません。
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さんま蒲焼のまとめ
妊娠中のことを考えると
青魚のサンマは
積極的にとっても良い材料の1つです。
さんまは大型の魚ほどは
水銀量も含まれておらず
1週間に1缶食べたところで
全く問題ないでしょう。
ただしタレは
砂糖が多いため
妊娠中毒症の方にとっては
リスクとなる可能性があります。
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