便秘のタイプには
原因からみて
大きく2つあります。
「便」に問題がある場合と
「腸管」に問題がある場合です。
デキストリンは
便秘解消に結び付くといわれますが、
残念ながら
すべての便秘を
解消してくれるわけではありません。
デキストリンの効果は?
成分表示は
「難消化性デキストリン」とも
書かれています。
水溶性の食物繊維の1種になります。
胃では消化されないために
「難消化性」で
直接、
小腸まで届きます。
一部は
腸内細菌たちのエサとなることが
最近の研究で
わかってきましたが、
基本的には
デキストリンは
さらに
大腸までたどりつきます。
水分を含むため、
「便の量」を増やす働きがあります。
また
腸管のゴミを「からめ取り」
腸のお掃除役としても働きます。
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便秘の2種類
便秘の種類には
大きく2つあります。
「便」に問題があるケースと
「腸管」に問題があるケースです。
「便」に問題がある便秘
「便」に問題がある便秘は
さらに原因から
2つに分けることができます。
「便が硬い」タイプ
「便が小さい」タイプです。
何度か便意を我慢していると
大腸の神経の感度が鈍くなります。
便がせっかく大腸(結腸・直腸)まで
送られているのに
便意を感じる神経が
麻痺しているため
トイレに行かない。
すると
大腸では
便から
ドンドンと水分が吸収されてしまい
さらに
便が硬くなってしまいます。
徐々に硬くなった便が
腸管に蓋をして
お腹が張ってくる
そして
ひどい場合には
力んで排便したために
出血・痔になる危険があります。
イヤだ!
もう一方の
「便が小さい」タイプは
食生活において
食物繊維が少ない
または
肉食が多すぎる
もしくは
抗生物質や添加物などが多く
腸内細菌が貧弱であるの
どれかになります。
そのため
便が小さく
腸が蠕動運動しても
便が腸の中で進まず
水分が抜けてしまい
コロコロとした便になります。
上2つが便に問題があるタイプの便秘です。
腸管に問題がある便秘
次に
「腸管」に問題がある便秘ですが、
こちらにも
2つのケースがあります。
1つは
腸管の
「蠕動運動が鈍っている」場合
もう一つは
腸を支配する
「神経が鈍っている」場合です。
腸の蠕動運動は
自律神経がリズムよく活性化すると
動き始めます
そのため運動の少ない人では
腸の蠕動運動が少なくなり
便秘がちになります。
もう一方の
神経が鈍ることで起こる便秘は
ストレスフルな人に多く起こります。
腸を支配する神経は
迷走神経といい
脳の後ろ(脊髄)の方から
腸を調節しています。
適度な緊張や興奮は良いのですが
長期間の過度な緊張や
ストレスは
腸の蠕動運動を鈍らせ
便秘を引き起こします。
以上
「便」に問題がある2つの場合と
「腸管」に問題がある2つの場合の
合計4つのケースに分かれました。
では
デキストリンが
効果を発揮する便秘のタイプは
どれでしょうか?
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デキストリンで便秘を解消
デキストリンは
食物繊維のため
「便の量」を増やすことができます。
そのため
「便」に問題がある
2つのケースいずれでも
効果を発揮します。
ただし
便が硬くなっている方は
「毎日規則正しくトイレに座る」と言う
習慣をまずつける必要があります。
その上で
デキストリンを摂取すると
便の状態がよくなり
大きさも増え
量も増えるので
蠕動運動も起こり
スムーズな排便につながります。
残念ながら
デキストリンを摂取しても
効果がないのは
「腸管」に問題がある場合です。
腸管自体に問題があり
蠕動運動が少ない場合には
適度な運動をまず心がけることが
第一になります。
一方、
神経からくる便秘の場合には
リラックスする時間を設けることで
便秘の解消につながります。
つまり
「腸管」自体に問題があり
便秘が起こっている場合には
デキストリンを摂取しても
便秘を引き起こしている
直接の原因が
解消するわけではありません。
まずは
「適度な運動を心がける」
もしくは
「神経をリラックスさせる」と言うことを
最初に行って
その上で
水溶性食物繊維である
「デキストリンを摂取する」と良いと思います。
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