妊娠中は
特に体調の変化が大きく、
料理もお手軽になりがち。
そんな時「缶詰」は便利です。
しかし
缶詰を
週に何回も使っていては最悪、
神経系・生殖器系への影響がでるかもです。
特に妊娠初期です。
なぜ?
「内分泌撹乱化学物質」が入っているからです。
ナンデスカ~?
あなたの健康が、
そして
お腹の赤ちゃんの将来にも
3分程度の記事をどうぞ。
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缶詰の中の危険物質
代表的なのは
ポリカーボネートという
プラスチックの原料になる
ビスフェノールAです。
ビスフェノールAについては、
近年、動物の胎児や産仔に対し、
これまでの毒性試験では
有害な影響が認められなかった量より、
極めて低い用量の投与により
影響が認められたことが報告されたことから、
妊娠されている方(これらの方の胎児)や
乳幼児がこの物質を摂取すると
影響があるのではないかという
懸念が持たれています。
欧米諸国でも、このような報告から、
ヒトの健康に影響があるかどうか
評価が行われているところです。
危険なものだったら
使われなくなってきているでしょ?
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ビスフェノールは今でも使われている?
それが
残念ながら
ビスフェノールAの
出荷販売数量は増えています。
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ビスフェノールAの使用を
やめないのはなぜ?
ビスフェノールAは
プラスチックを製造する際の
原料として利用されています。
そして
ビスフェノールが
入っていることによって
さびにくい。
また
いつまでも柔軟性が保てるからです。
プラスチック製品が
時間がたって
ぼろぼろ、
壊れやすくなるのは経験したことがあるでしょう。
バキッと折れたり
粉っぽいものが出てきたり。
特に
洗剤で洗う。
酸っぱいものや
温度の高いものを入れると
「ビスフェノールA」が溶け出しやすくなります。
実際に
アメリカでの調査では、
93%のヒトから検出されました。
一般の人ですよ。
驚き!
Exposure of the U.S. population to bisphenol A
and 4-tertiary-octylphenol: 2003–2004
Environ. Health Perspect., 116 (2008),
pp. 39-44
また
ヒトの血清中にビスフェノールは
4.3 ng/ml (小さな子供)
2.8 ng/ml (13歳から19歳まで)
2.3 ng/ml (大人)
検出されています。
大人では
ビスフェノールAは
10時間程度で分解することができます。
しかし
子供や赤ちゃんでは
もっと長く体内にとどまるため、
その間に
ホルモン用の作用を示し、
神経や生殖器に影響すると考えられています。
生協による
日本国外製品の検査結果があります。
フルーツ缶詰め類 検出せず
マッシュルーム缶類 0.007〜0.009ppm
トマト類 0.023〜0.029ppm
ミートソース 0.013〜0.025ppm
ツナ缶類 0.036〜0.051ppm
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おい、
「0.01 ppm」って
意味がよくわからん!
ぼくの好きなプールで言って!
小学校にある「普通のプール」
(25x幅10メートル深さ1メートル)に
大さじ一杯程度のビスフェノールを入れたぐらいの量です。
この点を踏まえて
アメリカの厚生労働省(EPA)では
ビスフェノールを一日で大丈夫な量は
50 μg/kg/day、
ヨーロッパでは
4 μg/kg/dayにまで制限しました。
体重60 kgのヒトだと
一日に3000 μg (アメリカ)、
なんと
ヨーロッパでは240 μgにあたります。
ツナ缶にあるビスフェノール(0.05 ppm)が
200 gとして、
・(考え中)
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0.001g (= 1 mg)入っています。
つまり
一日に 1 mg (1000 ug)ということは
すでにヨーロッパ基準だと
ツナ缶1つで超えています。
アメリカ基準だとツナ缶一日3缶まで大丈夫。
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妊娠初期は一週間に缶詰1つ
個人によっても
影響の出方に差はあるのは当然です。
特にお腹の赤ちゃんは
日に日に成長しています。
特に妊娠初期は
ビスフェノールの影響を受けやすい。
タンパク質や
不飽和脂肪酸もとれてうれしい缶詰ですが、
今回いろいろ調べた結果
妊娠初期の缶詰は
一週間に「一缶程度」で抑えるのがいいと思います。
また
子供も代謝機能が大人ほど高くないことから
一週間に
「一缶から2缶程度」がいいと思います。
今回は触れていませんが、
魚自体に有機金属が含まれています。
特に大型の魚ほど
水銀などが蓄積しています。
この点も考えて
今回の記事を書きました。
さば缶よりもイワシ缶をお勧めする理由
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