最終更新日: 2020.09.6

日本酒のチロソールも認知症に効果? [名古屋での経験]

チロソールという植物由来成分が
脳のごみである
「老人斑」を減少させ
記憶を改善する効果があると
2019年6月に報告されました。

チロソールとは
植物油には入っているそうですが、
日本酒にも入っているようです。



名古屋の食事

昨日から学会で名古屋に来ています。
本日は自分の発表と座長もあり
なかなかよく働いたなと自画自賛しています。

以前から感じていたのですが
名古屋の食事は
かなり独特で
こってり系が多い気がします。

焼き物、揚げ物、煮込み物です。

味噌カツや手羽先もおいしいです。
そして
エビフライの大きさには驚きました。



酒成分にチロソール

私は日本酒にあまり詳しくないのですが
日本酒も種類が多く
色々と飲ませてもらいました。
おちょこいっぱい程度ですが
純米大吟醸の「空」や「吟」もいただきました。
香りも良く
味もしっかりしておりとてもおいしかったです。

ここからは少し
認知症関連の話題です。

酒の中には
苦味成分であるチロソールが入っているそうです。
このチロソールが
認知症の脳内でみられるアミロイドβの重合を抑える
という報告が2019年6月に日本から出ていました。



ビールにはイソアルファー酸が入っているから認知症予防効果



日本酒にも認知症予防効果か?

ということは
日本酒をちびちび飲むと
血行が良くなるばかりでなく
チロソールにより
老人斑の蓄積も少なくなるのでしょうか?

日本酒にはどの程度チロソールが
含まれているのでしょうか?

チロソールはそもそも
飲んで頭の中まで行くのでしょうか?

など
疑問???がたくさん出てきます。

もう少し調べたいと思います。



研究グループは、
神経細胞モデルを用いた研究によって、
植物成分から
Aβオリゴマーの毒性を抑制する物質
「チロソール」を同定しました。
さらに、
この物質を
アルツハイマーモデルマウスに長期経口投与することにより、
シナプス障害や酸化ストレス病態が
改善するといった神経保護的効果が現れるとともに、
認知障害が回復することを示しました。
すなわち、
チロソールはAβオリゴマーの持つ
神経毒性を低減することによって、
アルツハイマー病の病態を改善する効果を有する
治療薬候補物質と考えられます。
この研究成果は、
アルツハイマー病の治療薬開発において、
新たな方向性を開くという点で、
大きな意義を持つものといえます。

国立研究開発法人
国立精神・神経医療研究センター (NCNP)

学会はもうあと一日ありますが、
外食続きなので
そろそろ発酵食品を食べたいなと感じています。

みそ汁や納豆がやっぱりホッとします。



みそしるが出ていれば
一押しお願いします。


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