光免疫療法が
ようやく頭頚部ガン以外に
適応されることが発表されました。
対象は「食道がん」です。
食道がんは
男性に多く
女性の4倍ほど
罹患しやすいガンです。
危険因子として
酒やタバコが
報告されており、
特に
お酒を飲むと
すぐに顔が赤くなる方は
食道がんのリスクが高いことが
明らかになっています。
光免疫療法の肝となる
抗体は何を使うのでしょうか?
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食道がんに対する治験の場所は?
食道がんに対して
光免疫療法の治験が
日本で開始することが発表されました。
場所は
頭頚部ガンの治験が行われている
国立がんセンターで行われます。
時期に関しては
わかり次第追記します。
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食道がんの2つのタイプ
食道がんのタイプとして
扁平上皮がんと腺がんに分けられます。
食道がんは
特に
抗がん剤
(セツキシマブ、
パニツムマブ、
トラスツズマブ)
の効きが悪く、
今回、
光免疫療法の対象となる方は
この抗がん剤
がきかなくなった方を対象にします。
この点は頭頚部ガンと同じです。
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なんの抗体をつかう?
食道がんは
ヒト上皮細胞増殖因子受容体
human epidermal growth factor receptor
(HER)を発現しています。
特に
EGFRとHER2を発現していると
報告されています。
現在
頭頚部ガンでは
光免疫療法の抗体として
EGFR抗体が使われています。
つまり
頭頚部ガンに使われている
光免疫療法のEGFR抗体が使えるのです。
ひょっとしたら
HER2に対する抗体と一緒に
ダブルで使うのかもしれません。
マウスレベルでは
シングルの抗体よりも
ダブルの抗体を用いた方が
効果・特異性が
高いことが報告されています。
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まとめ
治験の人数は?
ダブルの抗体を用いるのか?
頭頚部ガン以外のガンに
光免疫療法がどの程度
効果があるのか?
とても気になります
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今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
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