リコード法と腸内細菌. [認知症を防ぐには自然の糖質を利用する].

腸内細菌のある種類が少ないと
認知症になりやすいという
研究報告がでました。

バクテロイデスです。

昨日の
ガン縮小効果を持っていた腸内細菌も
バクテロイデスでした。

11種類の腸内細菌たちがいるとガン免疫療法の効果が上がる。

今日は
腸内細菌と神経難病の
認知症との関係です。



腸内細菌が神経系に関係しないわけがない

腸には
1000種類以上の細菌が住んでいます。
数は
身体を構成している細胞の
約10倍から100倍といわれています。

これを腸内細菌といいます。
腸内細菌は
大きく3種類に分けられます。

善玉菌と悪玉菌
そして
日和見菌です。

比率としては
善玉菌が20%
悪玉菌が10%
そして
日和見菌が70%とされています。

日和見菌は
悪玉菌に加担したり
善玉菌に加担したりと
食事や環境によって変動しています。

腸と神経との関係は
以前より言われていました。

例えば
緊張するとお腹が痛くなる
もしくは
トイレに行きたくなる。

これは
神経系から腸へ影響している証拠です。

逆に
腸から神経系の影響としては
これまであまりはっきりと
分かっていませんでした。



何人が研究に参加したの?

腸内細菌の「ある種類」が少ないと
認知症になりやすいという研究は
国立長寿医療研究センター、
東北大学と久留米大学との共同研究です。

Analysis of the relationship
between the gut microbiome and dementia:
a cross-sectional study conducted in Japan

消化管微生物叢と認知症の関係:日本で実施された横断的研究

神経内科や精神科を訪れた
外来患者181人に
研究に参加してもらいました。

そのうち53人は
糞便がなかったり
認知症テストが不完全であったりなどで
除外されました。

結果的に128人
(女性59%、平均年齢74.2歳)の方が
対象となりました。

認知症テストに加え
脳MRIを受けてもらいました。

そして
便を採取し
便の中にいる
腸内細菌の種類と
認知症の程度を比較した研究です。

128人中、
認知症と診断された方が34人でした

これまで
腸内細菌と認知症の研究が
世界でいくつか出ていますが、
今回の参加人数が一番多いです。



バクテロイデスが少ないと認知症率アップ?

その結果
認知症の人では
バクテロイデス菌が少ない傾向
があった
と言うことです。

昨日の記事では
バクテロイデスと
ガン縮小効果の論文でした。

ガン免疫療法の効果をアップする11種の腸内細菌

バクテロイデスといっても
92種類もいます。

バクテロイデスが多い人は
少ない人に比べて
認知症の罹患率が
10分の1
だったということです。

一方
バクテロイデスが少なく
種類が不明の細菌が多い人は
認知症の罹患率が18倍になる
ということです。



細菌の比率
Firmicutes/Bacteroidetes (F/B) を見ています。

フィルミクテス門(Firmicutes)には
200以上の種類がいます。
ラクトバシラス属(Lactobacillales)や
クロストリジウム属(Clostridium)が含まれます。

ラクトバシラス属(Lactobacillales)とは、
乳酸菌を主とした菌で
ヨーグルト、チーズやバターなど
発酵食品にいる菌です。

クロストリジウム属(Clostridium)は
嫌気性菌で酸素が豊富にあると
芽胞を作って休眠する性質があります。

バクテロイデス門には、
バクテロイデス属や
プレボテラ属(Prevotella)が含まれます。

確かに
バクテロイデスが
認知症の群では少ないですね。
(赤矢印)



バクテロイデスの比率が認知症のカギ?

しかし
アメリカウィスコンシン大学からの
2017年の論文では
今回の日本の結果と
真逆の結果になっています。

対象は
アルツハイマーの人25人
また
正常の対象者として
25人の人が参加した研究です。

この研究では
バクテロイデスが多い人が
認知症になりやすいとなっています。

ちなみに今回の研究と
同じ雑誌に載っています。

Gut microbiome alterations in Alzheimer’s disease
Scientific Reports 7: 13537 (2017)

結果が真逆になった原因として
人数が少ない
人種がちがう 
解析方法も違うのかもしれません。

このあたりは
今後の課題でしょう。



まとめとして

腸と脳との関係
腸と神経難病とのかかわりなど
研究はまだ始まったばかりです。

将来、
便と血液データから
認知症のリスクや
進行具合をより正確に
予測できるようになるでしょう。

また
腸内細菌サプリで
認知症の予防や
改善もできでしょう。

しかし
腸内細菌の数や種類は
サプリを使わなくても
増やせます。

オリゴ糖
食物繊維

そして
発酵食品です。
結論はいつも一緒ですが
それだけ大切ということですね。

認知症予防として
リコード法は有名です。

リコード法を簡単にいうと!

リコード法では
糖質を制限することを薦めています。

わたしは
糖質(精製糖)を
控えることには大賛成です。

ただ、
天然の糖である
オリゴ腸や
食物繊維は
積極的に取った方がいいと思います。
その結果として、
精製糖も減らすことに繋がります。

多彩な糖質を摂りましょう。



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ありがとうございました。

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