サツマイモの糖質は
ご飯お茶碗かるく一杯程度です。
しかし
サツマイモは血糖値を急激に上げません。
その理由は
サツマイモの食物繊維。
サツマイモを
大人のダイエットとして
また
赤ちゃんの離乳食としても
取り入れることができます。
サツマイモに含まれる２つの食物繊維
サツマイモに含まれる食物繊維は
2つに分けられます。
水溶性食物繊維と
不溶性食物繊維です。
食物繊維とは
炭水化物です。
つまり
広い意味では「糖質」と同じ仲間です。
しかし
身体での働きは
糖質と違います。
食物繊維の働きは大きく２つです。
１ 腸をきれいにする。
２ 腸内細菌を介して栄養となる。
水溶性の食物繊維は
腸内において
便に直接含まれます。
そして
便の容積を大きくすることで
排便を促します。
一方
不溶性の食物繊維は腸、
特に
大腸をツンツンと刺激することで
便の排出を促します。
難し言葉でいうと
「腸の蠕動運動を促す」といいます。
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苦いサツマイモの２つの原因
サツマイモには
特に不溶性食物繊維の
ヤラピンが入っています。
ヤラピンは糖と脂質が
くっついた糖脂質に分類されます。
サツマイモを切ると
白い粉のようなものが
吹き出してくることがあります。
また
長期間保存すると
サツマイモは表面が白っぽくなってきます。
これがヤラピンです。
また
サツマイモの表面に
黒いタール状のものが固まって
こびりついていることがあります。
これもヤラピンです。(赤矢印)
ヤラピンの
糖成分が硬く固まっているのです。
サツマイモのヤラピンは
腸管を刺激することで
排便を促します。
味は苦み、えぐみがあります。
もう一つ
サツマイモを苦くする原因物質が
クロロゲン酸です。
コーヒーの苦み成分でもあり、
ポリフェノールの一種です。
ダイエットとして
サツマイモを取り入れている方も
これらの苦み成分は
うれしくありません。
ましてや
赤ちゃんは
一度苦い経験をすると
のちのちまで影響します。
クロロゲン酸や
ヤラピンは
サツマイモの繊維の多い部分
つまり
端っこに多く含まれています。
なるべく
赤ちゃんに与えるときには
サツマイモの真ん中部分をあげてください。
サツマイモを温める温度も大切です。
（後述）
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ポリフェノールって身体にいいの？
サツマイモに含まれている
クロロゲン酸もヤラピンも
どちらも身体をほどよく整えてくれます。
ポリフェノールは一般的に
苦いことが多いです。
ビールのイソアルファー酸
ミカンの皮に含まれるノビレチン
ワインに含まれるレスベラトロールなど
身体から毒を排除するために
尿として排出されます。
何事もバランスです。
食べすぎはいけません。
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まとめとして
サツマイモは
約70－80度で焼くと
一番おいしく
さつまいもの糖質が
多糖にかわり
さらに
ブドウ糖にまで分解されます。
天然の多彩な糖が含まれています。
甘―い焼き芋の出来上がりです
天然の糖質に加えて
サツマイモには
食物繊維もたっぷりです。
特に
サツマイモの皮部分には
ポリフェノールがたっぷりです。
できれば
きれいに皮部分を洗い
まるごと
焼き芋として
いただきましょう。
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