末期のガンでは
「ガン治療の選択肢がもうない。」
「適応可能な抗がん剤が効かなくなった。」
という状況になります。
その場合には
高額な免疫療法か
エビデンスの少ない民間医療に
頼らざる負えなくなります。
しかし
ガンの治療法は日々進歩しています。
データもしっかりした先端医療が
開発されています。
先端医療を受ける
受けないに関わらず
3つの選択肢(以下)がある。
というだけで
希望がわいてきます。
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先端医療をうけるための3つの選択肢
すべての先端医療が
優れているわけではありませんが、
エビデンス(証拠)がしっかりしており
安全である先端医療も多くあります。
ただ
日本では承認されていないケースが多い。
実は
厚生労働省は
他国で承認されてから
日本でも承認するというケースがほとんどです。
いい意味で安全重視。
欠点としては、動きが遅い。
ということになります。
では
どうやったら
しっかりした先端医療を
うけることができるでしょう?
3つあります。
1 国内の治験
2 自費薬取り寄せ
3 海外での治療
今回は
「3 海外での治療」にしぼります。
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先端医療はアメリカが先行
最新の医学情報・研究については
情報はすべて
アメリカ合衆国の
国立衛生研究所 (NIH)に蓄積されます。
研究から治療へ生かす動きも
アメリカは早く、
実際に
光免疫療法を開発した
小林久隆主任研究員も
国立がん研究所(National Cancer Institute; 略称: NCI)で
臨床応用を進めています。
NCIとはNIHの一部です。
では
しっかりとした証拠に基づいた
ガン治療の先端医療をおこなっている
アメリカの施設はどこでしょう?
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全米の最も良いがん病院は
いろいろと集計方法がありますが、
おおよそ
一位から三位までは一致しています。
約5000の医療センターのデータを分析し、
さらに
30,000人以上の医師からの回答を調査した結果、
ガン部門での病院のランクです。
(2018年報告)
1位
MD アンダーソンがんセンター
テキサス大学MDアンダーソンがんセンター
2位
メモリアルスローンケタリングがんセンター
3位
メイヨークリニック
評価項目は
生存率、
患者の安心感・信頼性
専門スタッフアンケート結果
および
病院の評判などの項目が指標となっています。
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MD アンダーソンがんセンターとは
アメリカテキサス州ヒューストンにある
MDアンダーソンがんセンター
(MD Anderson Cancer Center)は
世界中の人々に
70年以上にわたり最先端の治療を施しています。
私がMDアンダーソンがんセンターに居た頃には
(2003年―2006年)
地元のひとは
もちろん
アジア系、アラブ系や
アフリカ系の人など
あらゆる人種の人達をみました。
MD アンダーソンがんセンターの
もっとも強く推進していたことは
Diversity (多様性) でした。
働く人はもちろん
来院するひとたちにも
多様性を求めています。
今もそうだと思います。
病院内にはグランドピアノがあり
定時になると
演奏をしていました。
最初、私は
高級なホテルに入ったような印象を受けました。
MDアンダーソンがんセンターの周りには
50以上の大学・病院・研究施設が集まっています。
宿泊者用に周辺には
たくさんのホテルもあります。
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治療・セカンドオピニオンを予約するには
MD アンダーソンがんセンターで
治療やセカンドオピニオンを求めるには
日本語でも可能です。
病院には世界中から患者さんが来るため
あらゆる言語に対応するスタッフがいます。
日本語の場合は
まずこちらにメールを送ってみては
いかがでしょうか。
他にも
ヒューストン市内に
日本人のための会社があります。
メディエゾンは、
2002年6月にアメリカ、
テキサス州公認の
Limited Liability Companyとして設立されました。
テキサス・メディカルセンターを拠点に
日本人の皆様へ
心を込めたきめ細やかな医療
サポートを提供させていただきます。
ちなみに
わたしはこの会社とは無関係です。
あくまでも参考程度に。
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海外で治療を受ける費用
こちらのリンク先は
2008年8月の記事です。
アメリカで治療を受けるための
サポート体制は
いまでもあまり進んでいません。
実際に検索しても
あまりサポート施設、会社は出てきません。
保険が適用されないため
セカンドオピニオンを求める診察でも
おおよそ100万円程度を
見ておいたほうがいいと思います。
2週間程度で診断してもらえます。
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まとめ
先端医療をうけるには
大きく3つの方法があります。
それぞれ利点と欠点があります。
今回は「3 海外での治療」に
しぼって書きました。
海外(アメリカ)で
がん先端治療をうける利点は
日本で受けることのできないような
手厚いアドバイスや
治療を受けることができます。
言葉の壁は
通訳がつくため、あまりありません。
欠点としては
やはり金額的な問題でしょう。
そういう意味で
「1 国内の臨床試験(治験)」の
機会があれば
積極的に主治医の先生にたづねてみて下さい。
主治医の先生が知らない可能性も多いです。
医者任せではなく、
自分で積極的にしらべていく必要があります。
自分の身体・命ですから。
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今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
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一押しお願いします。