2020年4月5日に
スペインの経済大臣が
ベーシックインカムを導入すると発表しました。
スペインではコロナによる
都市閉鎖が始まってから
3週間で約90万人が失業しました。
コロナウィルスの死亡者数は
2020年4月23日現在で
18万9千人となっています。
働けない状態で
お金がもらえる
「ベーシックインカム」は
とても現実的だと思います。
スペインの行動力に対して
日本では
ベーシックインカムの導入は
どうでしょうか?
以下は
2018年にかいた記事です。
その後
ベーシックインカムの実験をしていた
フィンランドから結果が出てきました。
(以下)
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日本はこれから
10年で高齢化
20年で超高齢化です。
女性高齢者の一人暮らし世帯は21.1%だが、35年には23.4%にまで拡大する。女性高齢者には年金額が少ない人も目立つ。“買い物難民”など身の回りの不自由さから孤立するケースも出てこよう。健康を害することとなればそれこそ死活問題となりかねない。
プレジデントオンラインの記事より引用。
今、日本の女性3人に1人が65歳以上です。
言い換えれば
日本の女性3人に 2人 は 65歳以下です。
今後
年金のもらえる年齢は上がります。
消費税は増えます。
今の50代より上は
なんとかこのままの政策で
大丈夫かもしれません。
しかし
40代以下は
良いことが一つもありません。
現在でも
給与額が全然増えません。
ではどうする?
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一つの策としては
「ベーシックインカムの導入」です。
何じゃそれ?
私はまったく知らなかった。
そこで
ベーシックインカムについて
調べてみました。
政治や経済に
もっとも暗い
私がベーシックインカムの利点と欠点を挙げます。
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ベーシックインカムとは、
生きて行くのに
最低限必要なお金(生活費)を
国民全員に、
毎年配布するという社会保障制度です。
生活保護者や失業者
お金が有り余って仕方がない「お金持ち」まで、
みんなにお金を配るのです。
その代わりに
以下の手当はすべてなくして
財源とするのです。
失業保険
生活保護
年金
介護保険
私立助成金
子供手当など
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ベーシックインカムが導入されると
これらの手当や書類手続きが
必要なくなります。
すると
国、県、市町村の人員を
大幅にへらすことができます。
つまり
コストが削減できるのです。
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良い点(メリット)は?
自由に使えるお金が6-10万円程度
毎月入ってきます。
今の財源と経済状況より
試算したサイトあり。
リンクを張ります。
一生懸命よんだのですが、
私にはあまり理解できませんでした。
(;_;)/~~~
少しだけ理解できたのは
所得税を財源にすることで
月々10万円程度の支給は今でも可能
ということです。
贅沢を言わなければ
お金のために
はたらく必要はなくなります。
創造的に生きたい人は
自分の好きなことに
好きなだけ時間を使うことができます。
ある意味、
夢のような生活?
人それぞれでしょう。
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悪い点(デメリット)は?
働かない人が増える。
ということは
国の経済力が弱くなる。
役所で働いていた人は
仕事を失う。
財源のために
これまで恩恵を受けてきた
失業保険
生活保護
年金
介護保険
私立助成金
子供手当などがすべてなくなります。
言い換えれば
これらの恩恵を受けていない人には
デメリットはないということです。
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医療費はどうなるの?
ただ、
だれでも病気やけがをする可能性はあります。
ベーシックインカムが導入されると
現状の医療費約3割負担が
もっと多くなる可能性があります。
高齢化社会になり
認知症患者数が
ふえているのに
どうなるのでしょうか?
小池百合子東京都知事は
約二年前に
認知症対策について
「特区制度をフルに生かし、
東京都がいち早く全国に先駆けて
「混合介護」のモデルを示すということで準備している」と
自身の考えを表明しました。
つまり
小池さんの考えでは
認知症に限らず
様々な介護サービスを
受けることができるように
規制をゆるくしますよ。
という方向です。
同時に
介護ビジネスをもっと充実していきましょうという
ことです。
ベーシックインカムが導入されると
働かない人は増えるでしょう。
ただ、
ボランティアに目覚める人がいるかもしれません。
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実際に
私の父親は
定年退職した後
地域の自然保護活動に突然目覚め、
里山ボランティアを
率先してやっていました。
ボランティアが増えると
人件費が節約できます。
ということは
利用者が安く利用できます。
少なくとも職場で
ストレスフルな毎日を過ごしいている人にとっては
ベーシックインカムは夢のような制度です。
仕事をしなくても良いのですから。
病院に行く人も減るかもしれません。
ということは
現状のように
確実に年々増えていく医療費を
抑える効果があるかもしれません。
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ベーシックインカムをやっているとこあるの?
フィンランド
ドイツ
カナダ
アメリカ
ケニア
インド
イタリアなど
上記のうち、
いくつかは現在も
ベーシックインカムの社会実験中です。
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現在ベーシックインカムを試験導入しているフィンランドから一言
フィンランド社会保険庁事務所が
ベーシックインカム(以下BI)試験導入(2年間の予定)を
開始して、約一年が経過しています。
フィンランド社会保険庁事務所の代表
マルユッカ・トゥルネン(Marjukka Turunen)さんは
以下のように語っています。
「受給者は596ドル(約6万円)を毎月受け取ります。
金額的に多くないかもしれないですが、
不安を和らげるには十分な額
なんじゃないっすか。
なんにもしないでも
お金がもらえるわけだし。
家のソファで寝そべっている人もいるでしょう。
自ら仕事に行く人もいるでしょう。
もっと長期的にどうなるか楽しみっすよ!」
2017年5月10日 ビジネスインサイダーよりべビブレ的意訳。
http://www.businessinsider.com/finland-basic-income-less-stress-2017-5
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実は
これまで長期的に
ベーシックインカムを導入した事例が
世界でもないので
どうなるかは
だれにもわからないんです。
やってみないとわからない
ということは
まずはフィンランドなどのように
日本でも
「小規模でベーシックインカム制度をお試し」が現実的です。
2020年4月23日追記
2020年の2月に
2000人を対象にして
3年ほどかけて行われた
ベーシックインカムの結果が出てきました。
予想通り
対照群と比較すると
参加者は
「健康面、ストレス面」で
はるかに良い結果でした。
しかし
欠点もありました。
こちらも予想通りで
仕事の意欲がなくなる人がいたのです。
人によって
より意欲的に働き始めた人もいます。
詳細はハフポストの記事をどうぞ。
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今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
次世代には
認知症で苦労する人や
介護する人を少なくしたい。
「あなたから認知症予防を」をスローガンに
「研究」と同時にこのブログでコツコツと活動をしています。
みそしる一押しお願いします。
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