最終更新日: 2020.09.6

日常生活 から レビー小体病 や 認知症 を 予防 する. 9つを意識すると 35% の 認知症 は 防げる.

現在、
認知症(アルツハイマー病やレビー小体型認知症)の3人に1人は
予防することができるのに
発症してしまっています。

2017年7月の「ランセット」という
世界的な雑誌から報告されました。
http://www.thelancet.com/commissions/dementia2017




世界中で
約5000万人の認知症患者さんがいます。

今後30年で
1億5000万人に膨れ上がるだろうと
予測されています。

世界の認知症患者数 国ごとに



2017年7月に
24カ国の認知症のエキスパートが
これまでの報告を踏まえて
独自に今回論文として提出しました。
認知症の9つのリスクファクター
同時に
認知症と関わるすべての方に3つの提言をしています。



9つのリスクファクター

今回の論文の著者の一人である
ロンドン大学の
リヴィングストンギル教授によると
「日常の9つの項目を意識するだけで
認知症 約3分の1は予防が可能です。」

つまり
以下の9つの生活習慣を少し変化させるだけで
約3分の1(正確には35%)の
認知症を防ぐことができるのです。

9つの要素とは
1 高血圧への処方
2 基礎的な教育をうけている

以下は
65歳以降の方。
3 社会との関わり
4 喫煙
5 聴力の衰え
6 運動不足
7 うつ
8 糖尿病
9 肥満です。

これらの9つの要因が
認知症発症に係るリスクは以下です。

中年期以降の聴覚低下  9パーセント
初等中等教育  8パーセント
晩年期からの喫煙  5パーセント
晩年期からの「うつ」  4パーセント
晩年期からの運動不足  3パーセント
晩年期からの社会的孤立  2パーセント
中年期からの高血圧  2パーセント
万年紀からの糖尿病  1パーセント
中年期からの肥満  1パーセント
トータル  35パーセント
それ以外は
遺伝要因や未解明の部分です。

少なくとも35%は自身の習慣を変えれば
認知症になる要因を
取り除くことができるのです。

KinKi Kidsの堂本剛さんが
突発性難聴で仕事を休まれていました。
(2017年6月27日に入院
2017年7月4日に退院。)

認知症発症のリスクファクターとして
5 聴力の衰え
があります。
しかし
65歳以前の
突発性難聴や
聴力の低下と認知症は
あまり関係がありません。





また
この論文では
同時に以下の3つのことを提言しています。

認知症に関わりのあるすべての方に贈る3つの提言

介護する方に対するケアも忘れずに。

介護は非常に「うつ」のリスクが高まります。
「うつ」のリスクを減らすために
介護されている方には充分心配りをしましょう。



終活をしよう。

なくなる方の3分の1は
現在、認知症を抱えていると言われています。

終末期には
自分の意思や希望を伝えられないかもしれません。
前もって周りの人に
自分の希望や意思を伝えておくのが良いでしょう。

将来どのようになるかは誰にもわかりません。
金銭の管理、
車の運転、
または武器(鉄砲、猟銃など)を
保有しているの場合には
あらかじめ話をしておくことをおすすめします。

あくまでも
個人の尊厳を重視しながらです。



人との関わり

人と人のとの関わりを持つように意識しましょう。

社会的な孤立は
非常に認知症率を高めます。

診断技術はどんどん進化しており、
介護やケアはもっと楽になるかもしれません。
しかし
社会とのかかわりは
機械や技術の進歩ではどうしようもありません。



最後に
2500年も前に、
すでに言われていた
医学の祖・ヒポクラテスの格言です。

「病人の概念は存在しても、
病気の概念は存在しない。」

病「気」として
気持ちまで「病」にする必要はないですよ。

と、わたしは 
この言葉を理解しています。



今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

介護する人にまで配慮するのは
大切なことだと思います。

情報を必要としている人に
届けてあげましょう。

それ自体が
人と人とのコミュニケーションとなり
認知症予防ともなります。

みそしる一押しお願いします。

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