文章の一部を2017年9月23日に変更しました。
2017年4月21日に
アルツハイマー病の
新薬候補である
アデュカヌマブが
厚生労働省による
「先駆け審査指定制度」における
指定を獲得しました。
バイオジェンからの情報です。
先駆け審査指定制度とは何じゃ?
世界で最先端の治療薬を患者さんに最も早く提供することを目指し、一定の要件を満たす画期的な新薬等について、開発の比較的早期の段階から先駆け審査指定制度の対象品目に指定し、薬事承認に係る相談・審査における優先的な取扱いの対象とするとともに、承認審査のスケジュールに沿って申請者における製造体制の整備や承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで、更なる迅速な実用化を図るものです。
この制度では、原則として既承認薬と異なる作用機序により、生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して、極めて高い有効性が期待される医薬品を指定することとします。また、本制度はPMDAにおいて指名される審査パートナーを選任して、厚生労働省及びPMDA内部の関係各部との連携を強化するとともに定期的な進捗管理を通じて開発の迅速化を可能とし、新たに整備される相談の枠組みを優先的に適用し、かつ優先審査を適用することにより、審査期間を6ヶ月まで短縮することを目指します。
現在のアルツハイマー病の
薬による治療は大きく2種類あります。
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(アセチル分解)酵素活性をストップする
この中には
4つの製品があります。
ドネペジル、商品名はアリセプト。
リバスチグミン、
商品名は
「イクセロンパッチ」
または
「リバスタッチパッチ」
ガランタミン、
商品名レミニールです。
もう一つは
細胞膜にある入り口に蓋をする
(NMD A型グルタミン酸受容体の拮抗薬)
この製品は1つです。
メマンチン、商品名メマリーがあります。
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(認知症とは
英語でDementiaといいます。
表紙の画像
The Blue Diamond Gallery より改変)
しかし
いずれも認知機能障害を
少し遅らせる(かも)薬剤であり
対処療法の域を出ていません。
アデュカヌマブは
これらとは
まったく異なります。
アデュカヌマブをはじめとした
抗体医薬は
身体に本来備わっている「免疫」を
生かした治療です。
対処療法ではなく
根本を治そうとしているのです。
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厚生労働省は
先ほどの
先駆け審査指定制度
の黄色の下線部に書いてあるように
アデュカヌマブの
治験フェーズ3(現在進行中)
の結果がでたら、
そく審査して
承認までの期間をできるだけ
短くしようしています。
国も認知症対策に
本腰を入れている証拠です。
臨床試験の結果が
良好であることを祈るだけです。
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我々にできることは
治験結果に関わらず
日常から
認知症
(アルツハイマー病
やレビー小体病)を
予防する努力をすることです。
そのために
近道はありません。
食生活と運動を基本に!
30分以内の昼寝も効果的です。
4つの食品を摂っていた人は認知症になりにくいことが判明!
油は神経細胞の機能を大きくかえます。普段の油を意識していますか?
脳のゴミを減らす方法!
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今日の記事はここまで。
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