最終更新日: 2020.09.6

認知症は 慢性炎症 によって引き起こされる. 気づかぬうちに LPS量 が血液中で増えて生活習慣病へ.

「慢性炎症」が認知症を引き起こす。

「炎症」とは
熱、口内炎や化膿した時にみられます。
通常炎症は「急性」です。

しかし最近
じわじわと身体をむしばむ
炎症があることがわかってきました。

これが
「慢性的」に起こる
炎症で「慢性炎症」

さらに驚くことに
慢性的な炎症を抑えると
認知症の治療や予防にもなるというのです。

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順にみていきましょう。

炎症には
「急性」と「慢性」があります。

「急性」炎症は
痛い
ヒリヒリする、
熱は上がる

とかなり気になります。
通常の炎症とは
この急性のことです。

一方、
「慢性」炎症は
気づかぬうちに
じわりじわりと
体を蝕んでいます。
これまで
あまり慢性炎症という言葉自体が
ありませんでした。

最新の研究が
慢性炎症と認知症の関係に
焦点をあて始めました。

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英語では炎症は
inflammation です。
In-[Flame]-ationから
炎が燃え盛っている様子が
語源だと伺えます。

最新の研究では
これまで気づかなかった
慢性炎症と認知症の関係に
関する重大な証拠が
ゴロゴロと出てきました。

この新事実を生かせば
現在の医療技術では治せない
アルツハイマー病を治療し、
さらに予防できる可能性があります。

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慢性炎症の指標は何でしょう?

炎症を引き起こす物質の一つは
リポポリサッカライド
または
リポポリサッカリド
英語ではlipopolysaccharide
略してLPSです。

LPSとは難しい言い方をすると
グラム陰性菌の細胞壁外膜を
構成する成分の一つです。

簡単にいうと
LPSは
ばい菌の体の一部です。
脂と糖質からできています。

このLPSの血漿中の濃度を
アメリカ・カリフォルニア大学の
グループが計測しました。
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驚いたことに

認知症の方の血漿中には
健常人より3倍ものLPSがあったのです。

具体的には
健常者18人のLPS濃度の
平均値は21 ± 6 pg/mでした。
一方、
アルツハイマー病の方18人の
平均値は61 ± 42 pg/mlでした。

つまり
アルツハイマー病の方では
約3倍もLPSの値が高いのです。

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ちなみに
グラフ中「sALS」とは
孤発性の筋萎縮性側索硬化症です。

筋萎縮性側索硬化症は
ルーゲーリック病とも言います。

筋萎縮性側索硬化症の患者さん23人の
LPS濃度の平均値は43 ± 18 pg/mlでした。

健常人の約2倍です。

このデータは
以下の論文からの引用です。
Circulating endotoxin and systemic immune activation
in sporadic Amyotrophic Lateral Sclerosis (sALS)
J Neuroimmunol. 2009 Jan 3; 206(1-2): 121–124.から引用

妻
LPSが多いのはわかったけど、
それって アルツハイマー病 だからじゃないの?

(ながくなったので続きます。)

この事実を紹介していた本は
「腸の力」であなたは変わるです。

著者はデイヴィッド・パールマター
David Perlmutter, MD
フロリダ在住の神経科医です。

彼の前作は
「いつものパン」があなたをこ〇す」
という本です。
これまで20か国で翻訳され
ベストセラーになっている本です。
(ちなみに英語のタイトルは
Grain Brainです。)

おすすめの本に載せました。
今日の記事はここまで。

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