エゴマ油や亜麻仁油が認知症や脳に良いことはよく言われています。
小脳変性症にも効果があることが確かめられました。
不飽和脂肪酸量はどちらもほぼ同じ
エゴマ油と亜麻仁油のオメガ3不飽和脂肪酸についてです。
おめが3の
アルファーリノレン酸の含有量は
エゴマ油と亜麻仁油ではどっちが多いの?
いくつかのサイトを比較しました。
国民生活センター
シソ(エゴマ) shiso(perilla) 58%
亜麻仁 linseed Linum usitatissimum 55%
ウィキペディア
日清オイリオホームページを参考
シソ(エゴマ) 51.6%
亜麻仁 62.4%
つまり
おめが3の
アルファーリノレン酸の含有量は
産地により少し違いますが
ほぼ同じと考えていいです。
エゴマ油の色が茶色なんですけど?
製造方法による違いです。
えごまの種子を焙煎してから搾油や低温圧搾などにより
色がかわってきます。
でも実際のオメガ3の量をみると
色とは無関係です。
10番の有限会社菅野房吉商店は
値段2000円以上なのにアルファーリノレン酸が
断然少ないです。
詳細は国民生活センターを参照
では脊髄小脳変性症への油の効果は?
実験では
普通のネズミと
オメガ3を合成できる特別なネズミを用いています。
ストレプトゾトシンという
糖尿病を誘発する薬剤を与えます。
実験では
ストレプトゾトシンにより
普通のネズミは小脳細胞(プルキンエ細胞)が死に、
萎縮が進みます。運動失調も起こってきます。
一方、
オメガ3を合成できるネズミでは
細胞死が抑えられ
運動失調もみられませんでした。
さらに
オメガ3を合成できるネズミでは
小脳プルキンエ細胞のオートファジーが活性化して、
代謝を亢進することがわかりました。
Sci Rep. 2015 Oct 27;5:15465. doi: 10.1038/srep15465.
High ω3-polyunsaturated fatty acids in fat-1 mice prevent streptozotocin-induced Purkinje cell degeneration through BDNF-mediated autophagy.
必死に細胞がオートファジーを使って解毒しているんです。
オメガ3を摂取しても同様の効果が期待できます。
では
エゴマ油と亜麻仁油はどちらがいいのでしょうか?
前述したように
オメガ3の不飽和脂肪酸量はどちらも同じです。
でも生産地によって多少ばらつきがあります。
3つのポイントからエゴマ油をお勧めします。
国産にこだわる。
亜麻仁油の国産は非常に少ないため、価格が5000-7000円となります。
同じ容量でエゴマ油の場合には、半分以下の価格となります。
価格が経済的。
現在売れているエゴマベスト3です。
確かに経済的。
シラナイ人やあまりコダワラナイ人は
価格だけで選んでしまい、輸入物も上位にランクされてきます。
「国産」と表示されているものを選びましょう。
新鮮さ。
上述したようにエゴマ油の色はあまり関係なく
オメガ3系の不飽和脂肪酸が含まれています。
製造方法は
低温圧搾と表示されているもの。
なんといってもオメガ3系の不飽和脂肪酸は
熱に弱いため、低温で処理する必要があります。
そもそも
エゴマ油とごま油は違うんですよね?
まったく別物です。
エゴマ(学名:Perilla frutescens Britton)は
シソ目シソ科の植物で、
ゴマ(シソ目ゴマ科)とは異なります。
えごま油とごま油とでは
構成される脂肪酸の組成も異なります。
でもエゴマ油としそ油は同じです。
私もシラナカッタ!
エゴマはシソ科だから「しそ油」とも言うんですね。
まとめ
オメガ3系のαリノレン酸は
身体では合成できず、食べ物から摂取する必要がある。
国産、価格、新鮮にこだわるなら
亜麻仁油より国産が比較的安くで入手できる
エゴマ油がおすすめ。
できれば
農薬・化学肥料不使用栽培のエゴマであればいうことなし。
なにごとも摂りすぎはよくありません。
一日小さじ一杯程度が推奨です。
記事ここまで)
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