光免疫療法 の デメリット と 現在の限界. チェックポイント阻害剤 との併用効果は?

2018年3月11日 「光免疫療法の問題点を
はっきりさせる」を追記しました(下記)。

2018年1月15日 
島津製作所の情報リンク先を追記しました。(下記)

光免疫療法のヒトへの効果は
アメリカで行われている
頭頚部ガンの治験に基づいています。

その経過報告からして
末期の患者に対して
約80%のガンが縮小、
もしくは
消失したというものです。

しかも
副作用はありません。

なんか怪しい!
光免疫療法にも
なにか欠点があるでしょ?

実はあります。





光免疫療法の効果の高さが
色々と報道されています。

光免疫療法とは

・・・
映像で見てみましょう。

映像は
アメリカ
国立がんセンターより引用
https://www.cancer.gov/news-events/cancer-currents-blog/2016/photoimmunotherapy-cancer



この破壊されたガン細胞は
その後
身体の免疫系によって
認識されるため、

光「免疫」療法と
「免疫」という言葉がついています

逆に言えば
ガン細胞は
増殖状態
通常状態では
免疫系が認識できないということです。



光免疫療法の現在の欠点

近赤外線をあびて
ダメージを受けるのは
抗体 – 光吸収体の複合体が
結合した細胞のみです。

つまり
抗体の特異性が
ガン細胞に対して
高ければ

それだけ
特異的に
ガン細胞を
たたくことができます。

光免疫療法の現在の欠点は
抗体の種類の少なさです。

言い換えれば
特異的な抗体があれば
光免疫療法の欠点は
なくなるということです。



光免疫療法の新たな研究は
日進月歩で進んでいます。

もちろん
現在の光免疫療法の欠点を
できるだけなくすために
あらゆるガンに対して
より特異的な抗体探しが
始まっています。



ガン細胞は
臓器や種類によって
細胞表面にある分子が違っています。

種類ごとのガン細胞
特異的な抗体が見つかる
または
開発されると
あとは
抗体 – 光吸収体の複合体をつくり
近赤外線を当てるだけで
効果が検証できます。



現在の
「光免疫療法の欠点をなくすこと」

光免疫療法が
「幅広いガン細胞に適応できる」は
表裏一体です。



光免疫療法の限界

映像で見た通り
光免疫療法では
近赤外線を利用して
ガン細胞をたたきます。

限界はここです。

光が届かないガン細胞に対しては
抗体 – 光吸収体の複合体の劇的な効果が発揮できません。



上述したように
光により
破壊されたガン細胞は
身体の免疫系によって認識されます。

すると
光が当たっていなかったガン細胞も
免疫系の攻撃をうけて
破壊
もしくは
縮小する可能性はあります。

ただ、
できるだけ
多くのガン細胞に
光を与えることができれば
それだけ
破壊されるガン細胞は多くなるため、
治療効果は大きくなります。

改善方法として光ファイバーを利用した内部暴露と従来の外部光源を組み合わせたところ・・・。



光免疫療法の限界を突破するために

ガン細胞は
自己の免疫系を働かせないようにしています。

実は
ガン細胞は隠れ蓑をかぶって
免疫系から認識されないようにしています。

では
「隠れ蓑」を破壊すれば
ガン細胞は
免疫系から認識されるように
なるのでしょうか?

その通りです。

現在、ガン免疫療法で
すさまじく進歩している
チェックポイント阻害剤療法は
隠れ蓑を破壊する(取り除く)ことで
効果を発揮しています。



そこで
光免疫療法と
チェックポイント阻害剤との
併用効果が研究レベルで試されています。

最新研究情報



日本を代表する
がん研究者・医師である中村祐輔さんが
免疫療法の将来性を語っています。

(ここではワクチン療法ともいっています。)

ステージ1や2の段階で見つけて
切除することに加え、
診断と同時に
ワクチン療法を開始するくらいの
思い切った手段が必要だと思う。

免疫療法は、
治療手段がなくなってから
提供するという発想ではなく、
科学的に考えれば、
免疫システムができる限り
正常な条件で、
抗原に反応できるリンパ球が
残っている間にすべきではないのか?

中村祐輔のシカゴだよりより引用
http://yusukenakamura.hatenablog.com/



これからのがん治療には
第一選択肢として
うける(免疫療法)。

その後、
きる(外科的切除)
飲む(抗ガン剤)
浴びる(放射線や重粒子線)を
選ぶようになってくると思います。

なぜなら
きる
飲む、
浴びるは
いずれも自己の免疫機能を
落としてしまうから
です。



おまけ

認知症の治療にも
免疫系は重要です。

慢性炎症を抑えることができれば
病態が改善することが
ALSやMSで実証されました。

めまいに使われている薬剤が進行性多発性硬化症を改善した。(2017年10月)

ケタスはめまいや気管支喘息に加えて、ALSにも効果的。(2017年12月)

認知症やパーキンソン病に対しても
慢性炎症を抑える
免疫療法はきっと有効なはずです。

ガン免疫療法の
進歩と結果が
認知症治療にも
応用されるはずです。



2018年1月15日
光免疫療法の技術面で
強力なサポーターがつきました。
島津製作所です。

島津製作所の得意分野を生かして
光免疫療法の現在の限界を
突破できる可能性を秘めています。



今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

最近がん治療の話題が多いですね。
といわれています。

認知症に対しても
このような劇的な効果をもつ治療方法が
出てきてほしいのですが・・・。

あんたもがんばりや。

はい。

みそしる一押しお願いします。

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