最終更新日: 2020.09.6

認知症と報道されたオノヨーコさんの真の病気は レビー小体病. パーキンソン病と似た症状と同じ原因物質.

2017年8月24日にこの記事は更新しました。
8月18日放送のNHK総合「ファミリーヒストリー」に
オノヨーコさんが
息子ショーン・レノン(41)さんと出演しました。
84歳にしては元気そうだったので安心しました。
ただ、
病名は明かしませんでしたが、
「怖い病気」を患っていると告白しました。

2017年4月30日にこの記事はアップしました。
オノ・ヨーコさんが
幻覚型認知症に罹患して
現在、車いす生活と報道されています。


週刊新潮 2017年 5/11号より引用。

幻覚型認知症とは
「レビー小体型認知症」のことです。

認知症で最も多い疾患は
アルツハイマー病です。
(表紙の画像は
アルツハイマー病の方の脳内です。)
茶色は神経細胞内にたまった原因物質タウ。

次いで多いのが
この「レビー小体型認知症」です。

全国に
90万人とも150万にとも言われています。

レビー小体型認知症自体が
比較的新しい病気のために
医療関係者でも
レビー小体型認知症に対する
認知度は低く、
患者数も正確には把握できていません。

さらに症状が多彩なために(後述)
うつ病や統合失調症と
誤診されている方も多くいます。






レビー小体型認知症に
罹患されている樋口直美さん。

「えにしを結ぶ会」映像を拝見しました。

レビー小体型認知症との診断ですが、
認知症という感じは
まったくありませんでした。
ご本人の許可を得てホームページをリンクしました。
むしろ
鋭く切れる洞察力の方だと推測します。
またかなり活動的です。

本人も語っておられます。

私は「レビー小体型認知症」ですが、
「認知症」でありません。

その通りだと思いました。



レビー小体型認知症では
「認知症」が主症状と思われています。

実は違います。

「認知症」はすでに病期(病気)が
かなり進行してから現れます。

実はもっとも早期に現れる主症状は
「自律神経疾患」です。

難治性の便秘、
睡眠障害や立ちくらみなどです。
(起立性低血圧)

幻視や錯視も起こります。

オノヨーコさんの症状として
犬が見えるという証言がありました。
(本当はいない)
幻視の可能性が高いです。

また
昨年2016年2月26日夜に
オノヨーコさんは救急車で運ばれています。

脳卒中かといわれていましたが、
違うと思います。

自律神経系の異常からくる
立ちくらみによる転倒
もしくは
睡眠障害などから
かなりの疲労が
体調を悪化させていたのかもしれません。



レビー小体型認知症の原因は
神経細胞に
シヌクレインというタンパク質が
異常に蓄積するからです。

茶色が異常に蓄積した
シヌクレインです。
記憶を司る海馬という脳の領域の画像です。



シヌクレインは
脳の視覚野や自律神経にもたまります。
そのために
多彩な症状が現れるのです。

実はパーキンソン病でも
シヌクレインが異常に蓄積しています。

またパーキンソン病の主症状も
「震え・震戦」だと思われますが、
もっとも初期の症状は
自律神経系の異常です。



我々は
脳のオートファジーを活性化して
異常シヌクレインを除去する方法を
模索しています。

一人でも
認知症やパーキンソン病の方が
良くなるよう
少なくなるように
研究とブログで活動しています。

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