最終更新日: 2021.08.2

加藤茶は認知症でもパーキンソン病でもない [薬剤性パーキンソン二ズム] . 薬が悪い場合もあります

カトちゃん(77歳)の
「認知症かも」の経過

2006年(53歳時)に大動脈解離で手術
2011年 45才年下の加藤綾菜
(32歳、2020年11月現在)と結婚
2015年(72歳時)頃からろれつが回らない
認知症かも?と騒がれる

カトちゃん笑顔 2021年8月

加藤綾菜さんのインスタをみるとカトちゃんは元気そうです。
(2021年8月時点)

良かった。
焼肉屋やバレンタインデーの時には
笑顔が写っていました。

一時期はろれつが回らず、
手足も小刻みに震え、
認知症かパーキンソン病かと騒がれました。



かとちゃんドリフメンバーと集合

2021年6月 みんな元気!



カトちゅん、いい夫婦の日 2020年11月

元気そうです。




2006年の手術以降

2006年に大動脈解離で手術をして以来、
薬の量も結構あったのではないでしょうか。

ということは
薬剤性のパーキンソン症候群
薬剤性パーキンソニズムだった
可能性が高い。

孤発性のパーキンソン病も
薬剤性パーキンソニズムも
病態は同じです。

神経細胞間の連絡が
うまくいかなくなっています。

特に
「ドーパミン」がキーワードです。


カトちゃんの脳内でナニガ?

ドーパミンは神経伝達物質の一つで、
ドーパミンが満ち足りた状態では
「多幸感」「自信」「やる気」がおこります。

逆に
ドーパミンが不足すると
その逆の症状がではじめます。

つまり
「不幸感」「不安」「無気力」などです。

うつ様症状ともいえます。

また
注意力や集中力が失われ
注意欠陥性障害
があらわれることもあります。

さらに
典型的なパーキンソン病症状である
震えがあらわれます。

以前、認知症かと騒がれていた時の
カトちゃんの症状そっくりです。

薬剤性パーキンソニズムの場合には
原因となった治療薬の中止で
症状は改善し、
ほとんどが中止から
2、3 ヵ月で症状が消失します。

パーキンソン病かな?と
心配されている方へ。
震える原因は多数あります。



カトちゃんと似た症状の方へ

最も大切なことは
自身を観察すること。

特に
以下5つの項目を
観察しましょう。

日常のいつ震える頻度が多いか?朝、昼、夜

食後やお風呂上りなどで調子はどうか?

朝は体調がいいのに夜になるにつれて症状が悪くなる?

ここ数カ月で飲み始めた薬があるか?

便秘や発汗、めまいなどはある?またその頻度は?

パーキンソン病の薬であっても
自分の体に合う薬、
合わない薬”がたくさんあります。

つまり
どんな薬剤であれ、
ドーパミンや
ドーパミンレセプター(受容体)を
調節する薬剤は
気持ち、感情、行動、集中力など
生理的な神経機能に影響します。

あわない場合には
すぐに主治医の先生に
相談することをお勧めします。

将来に光がみえますように。

今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。


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