自律神経失調症や「うつ」の方がインフルエンザにならないために 効果的な予防接種の時期は


朝にワクチン接種をしたほうが
抗体がよくできると
いうことがやはり本当のようです。
以前の
玉置浩二さんの炎症(憩室炎)の記事
書いたように
自律神経と免疫系は思っている以上に
関わっています。

イギリス
バーミンガム大学の研究結果です。
VaccineVolume 34, Issue 24, 23 May 2016, Pages 2679–2685

65歳以上の
276人を対象としました。

朝グループは9時から11時に、
昼グループは13時から15時に
インフルエンザワクチンを接種しました。

vaccine-shot-morning

3種類のインフルエンザワクチン
(A型H1N1、H3N3、B型)を使っています。
H1N1を朝にワクチンした場合には
午後にしたよりも
約4倍の抗体産生量があります。
B型の場合には約1.5倍
朝グループの方が
抗体産生量があります。

一方
H3N3のワクチンでは
あまり変化はありませんでした。

つまり
3種類のインフルエンザワクチンのうち
2種類で
朝にワクチンをしたほうが
抗体価が上がることがわかりました。

彼らはこの原因として
体内のサイトカインやホルモンを
かんがえました。

サイトカインとは
細胞が放出するタンパク質です。
炎症細胞を引き寄せたり、
逆に遠ざけたりする作用があります。

しかし
サイトカインもホルモンの量も
差がありませんでした。

朝に効率よく抗体がつくられる
理由は別にあるわけです。

今回の論文の結論と
同様の傾向が
別のグループからも報告されています(2008年)。

また別の論文では
運動をした後に
ワクチン接種をした方が
抗体価があがると
いう結果もあります。
Brain Behav. Immun., 20 (2006), pp. 159–168

少なくとも
自律神経が免疫に深く関係している
ことを示している証拠です。

ここからは私の推測ですが、
自律神経の中でも
とくに
交感神経が活性化すると
血流量の増大や
白血球数の上昇から
抗原と抗体が出会う可能性がたかくなります。

一方、副交感神経が高まってくると
リンパ球系が活動を始めます。

つまり
ワクチンを接種時には
交感神経が高まっている状態で
その後、
ゆったりとリラックスした状態では
抗原を認識したリンパ球からの
抗体産生が効率よくなされるのです。





まとめとして
これから
インフルエンザの流行時期になります。

加齢により
免疫力(抗体を作る力)は弱ってきます。
また
自律神経失調症やうつの方も
交感神経・副交感神経のアンバランスにより
免疫系が弱っている可能性があります。

効率的に抗体を作るには
ワクチン接種は
「朝」しかも
天気の良い日にしましょう。

午後から
下り坂であれば
一層
抗体産生がアップする可能性が高いです。

以前の記事で
「天気と自律神経と免疫の関係」にふれています。

今日の記事はここまでです。


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