納豆のレシチンを認知症予防に生かそう。秘訣は納豆菌の生命力にあった


2017年7月18日にこの記事は更新されました。
認知症を予防する食事とは
年とともに
ご飯の量を減らすこと

お腹がすくので
4つの種類の食べ物を
多めにたべること。

これが
17年間の日本人の
疫学データから出てきた結論です。

大豆製品は
この4つの種類の食べ物に
含まれています。

さらに
発酵食品は
腸内環境を整えてくれます。

つまり

大豆発酵食品である
「納豆」
認知症予防の必需食です。

タンパク質だから
筋肉も作ってくれるしね。

さらに納豆の中の「ある成分」は
アセチルコリンを増やすもとになります。

(ちなみに
食べ物で直接
アセチルコリンが含まれているものがあります。
ナスです。
ナスにもアセチルコリンが
多く含まれているのですが、
アセチルコリンを
直接摂取しても
脳まで届くのか?
認知機能は改善するのか?
さらなる根拠が必要です。)





話を納豆に戻して、

納豆はすごい!
私は
納豆大好き派です。
でも納豆のことを
あまりしりません。

というか
なにもしりません。
納豆って
納豆菌がつくるんだー、
へーって感じ。

無題 natto blog 20160516



そもそも納豆菌って何?

枯草菌の仲間です。
名前の通り 
ほし草や藁(わら)に住んでいます。
芽胞として、
めっちゃ過酷な状況でも
生き延びます。
この性質を
利用して納豆を作ります。
わらを沸騰した湯で消毒します。
他の菌は
沸騰したお湯で
ワーッと
死んでしまうのですが、
納豆菌はなんと
生きているのです。

さすが
納豆菌!

納豆菌は
腸内に常にいるわけではありません。
食として腸に入ってから
腸内で活性化し、
種々の腸内細菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)と
仲良く(共生)暮らします。

どうやって納豆を作ってるの?

まず
大豆を圧力鍋で煮ます。

前述したように
納豆菌は熱くても平気。
沸騰したお湯で「わら」を煮ます(約5分)。
「わら」で柔らかくなった大豆を包み
37度から45度くらいで保温します。
3日後には納豆ができるらしい。
簡単そうなので
今度 家でやってみよっと!



あのネバネバは何?

アミノ酸の一種、
グルタミン酸です。
味の素の調味料
うまみ成分も
グルタミン酸です。

でも、
ネバネバ自体はあまり
うま味がしませんよね。

実は
グルタミン酸は
グルタミン酸でも
たくさんつながった
ポリグルタミン酸です。
「ポリ」とは
「繋がった」という意味です。

このネバネバは
納豆菌が
過酷な状況でも
生き残れるように
栄養として
作り置きしているのです。
さすが納豆菌!

ネバネバは
納豆菌の
非常食だったのです。

私たちヒトにも
こんな技が
あればいいのにね。
「作り出せる」のは
すばらしい!

地震の非常食として
身体がネバネバ!
(>_<)キャー これはイヤ。 ・ ・ ・

なにが身体にいいの?

納豆には
たくさん栄養素が含まれています。
タンパク質(イソフラボン)
脂質(レシチン、lecithin)、
ビタミン(ビタミンK)などなど。
それぞれの詳細は
またいつか。

イソフラボンも記事にしました。
イソフラボンも認知機能に関わっている。

1つだけ、
「レシチン」を取り上げます。
なぜなら
脂質とつながるからです。
飽和脂肪酸・トランス脂肪酸を参考にしてね。

レシチンも 
そう、油の一種です。
特に、
水と油を
結び付けることができます。
そのために
身体の脂質を運ぶことができます。
つまり
レシチンは脂質の代謝に必須。

特に
脳は
たくさんレシチンを必要とします。
なぜなら、
脳は油でできているといっても
言い過ぎではないほど
他の臓器に比べて
脂質が多いのです。

さらに
脳の神経伝達物質の一つ
アセチルコリンは
レシチンからつくられます。

アルツハイマー病では
このアセチルコリンが減少していきます。
今、
認知症治療に
最もよく使われている薬剤
「アリセプト」は
このアセチルコリンを
分解しないようにする薬です。

では
レシチンは
認知症にも効くのでしょうか?

答えは
イエス!

これまで
多くのレシチンによる
認知症改善の報告があります。

これまでの研究では
動物由来の
レシチンを使っていました。
つまり
牛乳由来のレシチンです。

2014年に
大豆由来のレシチンも
認知症に効果ありとの論文が
ドイツ・スイス・
イスラエルの研究者たちから
報告されました。

この研究では
Adv Ther 31: 1247-1262 (2014)

72人の健常な高齢者(65歳以上)を
2つのグループに分けています。
3カ月間 
大豆レシチンを
取ったグループと
取らなかったグループです。
(正確には100mgのフォスファチジルセリン
プラス80mgのフォスファチジル酸
どちらも
大豆レシチン由来です。)

その結果、
認知機能、記憶において
レシチンを摂取していたグループが
有意に高かったのです。

そこで
次に
96人のアルツハイマー病患者さんに
ためしました。

3か月のレシチン
有りグループと
無しグループです。

結果として
「性格が穏やかになる」効果は
あったのですが、
認知機能には有意な差が
認められませんでした。
すでに
進行し始めちゃうと
3か月のレシチンパワーでは
不十分なようです。

ということで
今から
納豆食べとけばいいんだよ!

実際に、
現在
104歳の日野原さん
毎朝
大豆レシチンを
牛乳にいれて
のまれています。

病気にならない15の食習慣 (青春新書インテリジェンス)



おまけ

これであなたも納豆通。
納豆 菌グ(キング)です。
今日 
会った人に
サラッと
話してみましょう。

ネバネバと
話をすることは
お勧めしません。

今日の記事はここまでです。
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