性格が変わる 原因 が 病気や事故 でなくなった方の 頭 にあった.


人は死んだらどうなるのでしょうか?

こんなことを考えることのできる
人の脳・心は
ほんとうに不思議です。






アリストテレスは
「心」は「心臓」にあり、
脳は
循環器系を
冷やすための
ただのクーラーだと考えてました。

脳が
心と関係しているということは
それまで
全く予想もされてなかったんです。

それが
ある事故をきっかけに
「どうやら脳は
ただのクーラーではないぞ」ということに
なったのです。


1848年 アメリカ。
鉄道工事監督者の
フィニアス・ゲージ(Phineas P. Gage)は
仕事中に火薬が
バーンと爆発した時、
鉄の棒が
ゲージの顔にブスッと直撃。
貫通してしまったのです。

奇跡的に
彼は
一命を取り留めたものの、
その後、
彼の性格が一変しました。
それまでの
ゲージは
責任感が強く、
統率力のあるリーダーでした。

ところが
この事故以来、
ゲージは
気まぐれ、
優柔不断、
子供じみた行動
をとり始めました。

また一切、
決断ができなくなったのです。

その数年後
彼は亡くなるのですが、

彼の脳を解剖すると
額の奥あたりに位置する
左の大脳の前頭葉という場所が
完全に破壊されていたのです。

下の図参照。
DSC_1668.JPG

事故は
「彼の人生」を大きく変えました。

と同時に
それ以降の世界の
「脳の概念」も
大きくかえたのです。


場所は変わって、
フランス。

1861年パリで医者をしていた
ピエール・ポール・ブローカ(Pierre Paul Broca)は
不思議な患者さんと
出会いました。

その患者さんは
相手が話す言葉を
理解できるのです。

しかし
自分の方から話が
できなかった
のです。

ただ一言
「タン」という発語だけでした。

ブローカは
さらに11例の似たような症状の人を
見つけ出し、
彼らの共通点を突き止めました。

いずれも
脳の側頭葉(左)が
脳梗塞や損傷を受けていた
のです。
上の図参照。


さらに
場所は変わってドイツ。

1874年
医者のカール・ウェルニッケ(Carl Wernicke)は
ブローカ―の例とは
逆の障害を持つ患者さんと出会いました。

その患者さんは、
スラスラと話はできたのです。

ただ、
書かれた話や
相手の言っている言葉がわからず
意味を理解できなかった
のです。

彼の脳を
剖検した結果、
障害されていたのは
側頭葉(左)
でした。

150年ほど前の
これらの出来事や発見から
「脳の部位」と「心・性格・行動」が関係していることが
わかってきました。

特に
前頭葉の前頭前野は
もっとも人間らしい高度機能を司っています。

認知症の方は
前頭葉が萎縮します。

フィニアス・ゲージは
事故で前頭前野が破壊され、
性格が変化しました。

急に性格が変化したら
前頭前野の血流低下が
引き起こされているのかもしれません。


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